太陽
どこまでも果てしなく続く地平の向こうに、輝く太陽を見た。眠たい目を擦ってその輝きを見つめる、
人は一人じゃ生きられない、みんなの支えがあって今の僕はいる だけど。
ぼくはぼくをいつもひとりぼっちだと感じる
(なんでだろう)
さびしいなんて全部嘘。ぼくがなんで生きてるなんて分からないまま日々は過ぎ、もう少ししたらあの人も目覚める頃かな、なんてぼんやりとした頭で思う。
意味なんてないよ、生きてる意味なんてないよ。
たとえば明け方の空、眠気まなこを擦るきみが誰からも必要とされなくても、ぼくはきみの味方だった。冷えたきみの身体に太陽の光が降り注ぎ、きみは世界に祝福されていた。誰からも知られてなくても
生きてて良いんだよって言われた気がした。
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![古澤有沙](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50161698/profile_060c4b72dda62c96d5edc6966d0bbb54.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)