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環境を考える輪を広げる。トヨタソーシャルフェス2024in最上川ふるさと総合公園

三澤 恭彦(1985.5.26)
山形新聞社 東京支社 / 営業主任
山形市出身。2009年 山形新聞社入社。
入社以来、広告営業として本社や米沢支社で勤務。
2023年4月より現職。

三澤 恭彦  プロフィール

タカハシ シュン (1992.9.19)
公園管理員 / デザイナー・ディレクター / 水質分析員

インタビュアー  髙橋

ゴミ拾いをスポーツに、そしてマイバッグ制作で環境と向き合う

髙橋:この度は当公園でスポーツゴミ拾いを実施していただき、ありがとうございました。

三澤さん:こちらこそ、こんな素敵な場所で開催することができて嬉しいです。

髙橋:今回は『スポーツゴミ拾い』と『マイバッグ作り』の2つをメインコンテンツとしての開催でしたが、トヨタソーシャルフェスというイベントとしては、他にどのようなことをされているのですか?

三澤さん:楽しみながら自然を守るという想いのもと、ワークショップを交えての水質調査だったり動植物の生態を学ぶ活動だったり、全国的にいろいろなことを行っています。

髙橋:環境を学ぶ意味で、多方面からアプローチされているんですね。私も上下水道の水質分析に携わって環境計量や公害防止の分野を学んだ経験のある身として、非常に興味をそそられます!

三澤さん:そうだったんですね!ワークショップで大学生たちの話を聞く髙橋さんの目が輝いていたのは、それが理由だったんですね(笑)

髙橋:あ、バレました?(笑)

三澤さん:気づいてました。緑も水も私たちの生活に直結する要素ですから、そうした身近な問題に触れてもらえる活動ができることそのものに意義を感じますし、これからも続けていきたいと思いますね。

髙橋:今回展示されている車両も、環境に配慮した設計のものが多いということでしょうか?

三澤さん:そうですね。ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車と水素自動車も展示されています。

三澤さん:公園内も普段から清掃されているのが感じられました。私だけじゃなく参加者の方々からも「本当に綺麗な公園だね」といった声が聞こえてきました。

髙橋:ありがとうございます。

三澤さん:今回、全体で31.7kgのゴミを回収しましたが、公園内というよりは川沿いにゴミが集中していました。

髙橋:なるほど……。川沿いですか。

三澤さん:ここ数ヶ月の豪雨被害で水かさが増したのが原因だと思います。その時に流れてきたゴミが川沿いに集まってしまったんだろうなぁ……と。やはり、「自分たちが見えないトコロ」にこそ、ゴミが溜まりやすいんですね。そういう事実を知って、街をキレイにしていくという意識が根付くきっかけになってくれていると嬉しいです。

次の世代へタネをまく

三澤さん:今回たくさんのお子さんも参加してくれました。必死になって汗をかいている姿だったり、自分の身長と同じくらい大きなゴミを抱えている姿を見せてくれたんです。子どもたちが頑張っている姿というのは、我々大人たちに大きな刺激になるなぁと思いましたね。

髙橋:すごく共感できます。ふるさと公園には、近隣の小中学校からボランティアで草むしりやゴミ拾いに来てくれたりもするんですが、その様子を見ていると私たちでは気付けないような感覚とかを持っていて……。環境保全という枠に収まらず、「ヒトとしての在り方」みたいなものを再認識する機会になったりしますよね。

三澤さん:ですよね。子どもたちから学べることの多さに、いつも自分自身で驚きます。それと、親子で参加していただくことも増えてきて、世代を跨いで想いが受け継がれていく様子を間近で見れるのは、この活動の特権だなぁと思っています。

髙橋:次の世代にタネをまく素敵な活動ですから、ぜひ次回開催もよろしくお願いします。

ここからやっと「はじまる」

三澤さん:この活動を10年以上やってきて、何度も参加してくださる方が本当に多いんです。

髙橋:活動の輪が広がるのは嬉しいですね!

三澤さん:本当にありがたい限りです。でも、やっとスタートラインに立てたような気がしています。

髙橋:もっと先の未来を見ているんですね。

三澤さん:はい。この10年で、ひとりの個人あるいはひとつの家族に環境保全の意識が芽生えてきました。次は、それをどれだけ波及していけるかだと思っています。

髙橋:情報化社会である今だからこそ、スピード感を大事にしたい部分ですよね。

三澤さん:そういった意味では、このインタビューも本当にありがたいと思っています!

髙橋:嬉しいです!私たちも発信力を高めていかないといけませんね!

これからも輪を広げて

髙橋:最後にふるさと公園に向けて何かありますか?

三澤さん:本当に素敵な公園ですよね!昨日も下見で来ましたけど、散歩したり遊んだりしている人の多さに改めて驚きました。もちろん立地的な優位性もあるんでしょうけど、たくさんの人に愛されている場所なんだろうなと感じました。

髙橋:ありがとうございます。三澤さんはこういった景色の場所、好きなんですか?

三澤さん:もう最高ですね。植物もいきいきとしていますし、川が穏やかに流れていて癒やされます。数年前に家族で花火大会を見に来たこともありますよ!

髙橋:そうだったんですね!年間通していろんなイベントが開かれているので、ぜひ機会があればいつでもいらしてください。

三澤さん:もちろんです。その時は、今とはまた違った花や自然を楽しませていただきます。

髙橋:今日はありがとうございました!

三澤さん:こちらこそ、ありがとうございました。

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