返礼品の調達費用ランキング 【令和元年度】
ふるさと納税による寄附を受け入れている地方自治体は1,788自治体あります。(2020年8月5日時点)
ですが、当然、自治体によって用意している返礼品と返礼品を調達するための費用は異なります。
そこで、各自治体の調達費用についてデータを元に分析しました。
返礼品の調達費用ランキング【令和元年度 】
返礼品の調達費用が多い上位10の自治体をみると、受け入れた寄附金額が多い上位10の自治体と同じになります。
返礼品調達費用の割合【上位10自治体】
次に、各自治体が受け入れた寄附金額の中で返礼品の調達費用がどれくらいの割合を占めるか調査しました。
泉佐野市を除く2-9位までの自治体の平均割合は28%でした。
なお、2019年6月に行われた地方税法等の改正に伴い、受入額に占める調達費用の割合は3割以下と定められています。
泉佐野市の調達費用割合
画像引用元:泉佐野市ふるさと納税特設サイト「さのちょく」
泉佐野市の受入額に占める調達費用の割合は61%となっています。
ただし、本データは令和元年度(2019年4月1日〜2020年3月31日まで)のデータで、かつ2019年6月から泉佐野市が一時的にふるさと納税制度から除外されていました。
そのため、泉佐野市の数字は調達費用の割合が3割以下に定められる前の数字となります。
調達費用の平均値と中央値
全1,788の自治体から返礼品調達費用の平均値と中央値を算出しました。
平均値:¥76,876,549
中央値:¥16,292,438
調達費用割合の平均値と中央値
また、調達費用割合の平均値と中央値も算出しました。
平均値:24%
中央値:27%
総括
以上のデータから令和元年度の返礼品調達費用は下記の傾向にあることがわかります。
・返礼品調達費用が多い上位10自治体の受け入れた寄附金額が多い上位10自治体と同じになる。(順位は変動あり)
・上位9自治体の返礼品調達費用の割合を平均すると、28%となる。(1位の泉佐野市を除く)
・全1,788自治体の調達費用中央値は¥16,292,438、調達費用割合の中央値は27%である。
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