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長い付き合い

うちは今年で70年目。勤めている人たちも20〜30年も多い。だいたい転職は同じ業種の流れでいくのが多いと思うけど、お菓子の同業で他の会社にいた人たちもうちにきてそれくらいの社歴の人たちもいる。前職でも同じ、会社を変えた今でも同じ職場で人間関係でいくと40年とかになる人たちもいる。
昭和の時代で頑張ってきた。その時代の当たり前を拭い去り変わらなきゃという思いを持って固定観念を拭い去ることは大人にとってとてもハードルが高い。自分のあたりまえをくずさないといけないから。

残すべきことと変えるべきことを整理する。
わかってはいるけど難しい。
いろいろ考えると、”変えないべき”と落ちついてしまう。
自分のその場での活動できるリードタイムも考える。
あとそこでは1年くらい、だから無理して頑張って変わらないほうがいい、とか。

感覚の柔軟性は世代とかのくくりだけでは言えないけど、長く勤めたり関わったりしてる分、変わることへの抵抗も大きい。
そこへの抵抗感というのは、逆に言えば”思い入れ”でもあるのかも。
気持ちがそこまで深くなかったら、変わることについても、いいですよ〜、と軽く返事してしまうかも。
どちらにしても、今いるところは、自分が乗っている船だと考えなきゃいけない。
変わることに”自分を含まなければいけない”と思う。

人と人とも付き合いが長いと、ありがとう、とかのちょっとした言葉の掛け合いや褒めることなどが近い分難しくなったりする。
親しい中にも礼儀あり。それも親しいから理解してくれているはず、というので関わり方が雑になったり。
あ・うんの呼吸で関われる仲間同士も、やはり相手に気持ちをもって、込めて接することは大切です。

ほんとばかだな〜と言ったりしながらも、心の中で”いつもありがとう”と思うこと。

変わることは難しい。でも変わろうとしている。
長い付き合いの分、心の通い方に照れや迷いがあってやりとりがうまくいかないときもある。お互い熱くなってしまうこともある。

そういうことの先に、その長い付き合いってことで分かり合えるお互いの理解がある。それって理解し合えた時のパワーってけっこう強い。

人も場所も、長い付き合いのあるもの。
慣れてしまっているから難しい部分もあるかもしれないけど、その関係ってめちゃくちゃ大事な存在だと思います。


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