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聖人と美術・聖パウロ

こんにちは。Furuです。聖人シリーズ第二回目は聖パウロ(使徒パウロ)をご紹介します。

聖パウロ(5? - 64/67? 諸説あり)

聖ペトロと並んで重要な聖人と目されている方で、聖ペトロと共に、使徒のプリンスと呼ばれることもあります。正教会ではパウェルと呼ばれるそうです。英語では「ポール」ですね。

聖パウロのヘブライ語の名前はサウロといい、パウロはラテン語名。もともとはキリスト教徒の迫害に賛成する立場であったと言われています。ところがダマスカスへの旅の途中に「サウロ、サウロ、あなたはどうして私を迫害するのか」と天からイエスの啓示を受け、キリスト教の信者になったと言われています。

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聖パウロは生前のイエスに会ったことはなく、改宗もイエスが亡くなったあとのことです。そのためイエスの12人の直弟子(十二使徒)ではありませんが、キリスト教への貢献から使徒パウロと呼ばれます。美術作品では十二使徒を描くときに、十二使徒の中で素性がはっきりしないマティアの代わりにパウロを登場させることもあります。

パウロはキリスト教に改宗したあと熱心に布教に努め、またパウロ書簡と呼ばれる手紙形式のキリスト教関連の文書を残しました。この書簡は新約聖書に含まれています。この執筆活動との関連から、聖パウロのアトリビュート(持物)は本です。

また、斬首刑によって殉教したため、剣もアトリビュートとして使われるようになりました。剣の由来についてはパウロが神の言葉を「精霊の剣」とあらわしたことによる、などの異説もあります。

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聖パウロはもともとの職業から、テント職人の守護聖人であり、また神学者と伝道師の守護聖人でもあります。あとノルウェーのカトリック教会公式サイトによると働く女性の守護聖人でもあるそうです。多分パウロ書簡の記述と関連があるのだと思いますが、聖書の解釈などと関わってきそうなので門外漢としては何とも言えません・・。

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では、リンクから是非ホンモノを見に行ってくださいねー。

「聖パウロの回心」ムリーリョ
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:La_conversi%C3%B3n_de_san_Pablo_(Murillo).jpg?uselang=ja

(模写は断念しましたが)
「聖パウロの回心」カラヴァッジョ

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Caravaggio_-_La_conversione_di_San_Paolo.jpg?uselang=ja

「使徒パウロ」レンブラント
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Saint_Paul,_Rembrandt_van_Rijn_(and_Workshop%3F),_c._1657.jpg

「聖パウロ」エル・グレコ  (書簡には「初代クレタ司教テトスへ」とギリシャ語で書いてあります。テトスはパウロ書簡でも言及されている聖パウロの弟子です。クレタ島はエル・グレコの故郷なので特にテトスの名をあげているのかなと思います)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:El_greco_prado.jpg

「使徒パウロ」ルーベンス
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Rubens_apostel_paulus_grt.jpg?uselang=ja

「四人の使徒」デューラー
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Vier_Apostel_(Albrecht_Duerer).jpg?uselang=ja







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