吉田城の堀さげ隊に参加してきました。
2024年10月5日(土)の午前10時から、「吉田城の堀さげ隊」に参加してきました。愛知県豊橋市にある続100名城吉田城の堀内の清掃活動です。前日から大雨が降っており開催が心配されましたが、主催の方々の日頃の行いが良いことが証明され、開催時間は晴れ間が除く天気に。
主催のまーちゃんさんから注意事項の説明があり、その後、東三河の旗頭酒井忠次様から清掃活動出陣に向けた鬨の声と法螺貝が鳴り響く。いよいよ堀の中に入っていきます。
堀の中は濡れた落ち葉と折れた木の枝がいっぱい。これを早速我々で撤去し始めます。何度も参加している方も多く、みなさん慣れたもの。ちなみに私は2回目の参加です。
木の枝も水分を含んでおり、ボロボロに崩れやすいものもあれば、水分でめちゃくちゃ重くなっているものもある。落ち葉はまさに濡れ落ち葉。うかつに袋に詰めると、とんでもない重さになってしまい、前回と勝手がちがう。そして、日進市の岩崎城から援軍。甲冑姿で清掃活動しているのは絵になる!
私は、濡れ落ち葉パンパンの袋を堀からあげた後に、四人がかりで木を運んだところで体力が尽きて、一旦休憩。各自のペースで休息を入れて活動できるところがうれしい。
1時間ほどの作業ですが、人数が多い上にベテランが多いこともあって、重たい、足場悪い、木が壊れやすいという悪条件が重なっている割に、凄まじい作業スピード。あっという間にゴミ袋と折れた木が集まります。
みなさんボランティアだというのに、熱心に動かれます。ボランティアだからこそ、これだけの熱量で動くのかもしれません。仕事を離れて損得なしの活動って、気楽で気持ちいもんです。なんか良いことした、ということで気分も晴れ晴れ。
しかし、ふと見ると物騒なものが。👇
事前に駆除などの対応をしてくれていたようですが、やはりこの時期、スズメバチやら蛇やらなんやら出てくる季節。油断はできません。もっとも、大きな木を退けた際、サワガニが一斉にワーって逃げていくのは可愛かったですけどね。
そして、堀は綺麗になりました👇
この後、石垣の修復作業もやっており、学芸員さんからの特別講座も特典として用意されているのですが、私は都合があって作業のみの参加になってしまう。残念。この活動が始まってから吉田城の堀が次々綺麗になっていくのがうれしいです。ただ、今年度から豊橋から名古屋勤務になってしまったことで、吉田城を昼の散歩で見ることができないのがかえすがえすも無念也。
古宮城の整備活動でお会いする方々の顔も見え、作業していてなんか安心します。こうした活動が根付いて、あちこちのボランティア作業の場で顔を合わす人が増えていくのっていいですね。
こんな画角の石垣、普通じゃ撮れない。これだけでも城好きにはご褒美だったりする。また次回参加したいと思います。
吉田城の記事を読んで、城にどっぷり浸かりながら、ちょっと体を動かしてみたいなという方は、10月19日(土)午後1時30分から新城市作手地区の古宮城でも整備活動があります。ぜひご参加ください。
お待ちしております。