よじのぼり始めたあなたへ 3月12日
急にさくや公園の遊具にあなたはよじ登り始めました。
みんなで海辺に散歩に行った時には海沿いの柵。
公園に遊びに行った時は遊具。
あなたの小さな手でしっかりと棒やくさりを握りしめ、体を支えている姿にパパは見とれていました。
あなたの小さな背中が丸まっている姿が可愛らしかったから、という理由はもちろんですが、あなたのたくましさと力強さをひしひしと感じたからです。
そんなことができるようになったんだなぁという嬉しさと共に、あなたの人生においても「よじ登れる強さ」を持ってほしいなって思っています。
だってこの先の人生、何かしらの壁や軋轢、しがらみや悩みをよじ登って乗り越えていかなればならないことってたくさんあるからです。
幼稚園に行くようになると、子ども同士の争いや嫌がらせ、小学校では同級生とのケンカやいじわる、いじめなどが当たり前のように出てくるでしょう。
中学校、高校生くらいまで大きくなると陰湿な人間関係はもちろん、受験や将来へ不安など体験したことのないプレッシャーや悩みが出てきます。
大学、その先の社会に出れば「自分」としての確固たる信念や思いを持たなければ、周りの「当たり前」に流されて生きていくだけの人生になってしまうでしょう。
今、32歳になったパパだって毎日の生活や職場での仕事の中で、なんとか「自分」を保ちながら、激動の日々をよじ登り生きているという感じがしていますからね。
あなたが自分の体を自分の腕一つで支え、頑張っている顔を見て、あなたの人生とパパ自身の人生について改めて考えるのでした。
ありがとう
あなたにはいつも、笑顔とじっくり考えられる時間をもらっています。
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