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アイスオレンジコーヒー * チェンマイ俳句毎日

【チェンマイ俳句毎日】2024年9月13日

急な頼まれ仕事が入り、打ち合わせの場所まで2時間近くバイクを走らせた。

雨が止んでいて良かったが、逆に日差しが強くて喉が渇いたので、途中でコンビニに寄ってペットボトルの水を買った(こちらでは飲料水は基本買う)。

コンビニの隣のカフェスタンドの窓に、私の好きなアイスオレンジコーヒーのポスターが貼ってあった。いつものカフェで買う値段の半額くらいだったので、試しに買ってみることにした。

その小さなカフェスタンドは、20歳くらいの小柄な女の子がひとりで切り盛りしていて、おしゃべり好きなのか、いろんな話をしながら作ってくれた。雨が止んだと思ったらすごく暑くなってほんと困るとぼやく彼女の、パーマをあてた睫毛がくるんと上を向いている。睫毛パーマはけっこう遠い街まで、わざわざあてに行っているらしい。

飲み物ができたら、「特別に蜂蜜も足しておいたから。良かったら座って飲んでいってね」とスタンドの背の高い椅子を指して言うが、先を急ぐので、一口だけその場で飲んだ。

コーヒーはロブスタっぽかったけど、少なめにしてと注文していたので、私にはちょうど良い濃さだった。

かわいい売り子さんとの束の間のおしゃべりのおかげで、ちょこっと休憩ができた。さて、これからひと仕事という空は、もう夕方なのにいつまでも青かった。


青空とアイスオレンジコーヒーと


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古川節子
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