秋出水 * チェンマイ俳句毎日

【チェンマイ俳句毎日】2024年９月24日

風邪をひいて鼻水が止まらず、喉も頭も痛いので、おとなしく家で過ごしていたら、大家さんから電話がかかってきた。洪水に備えて１階のものは高いところに上げるように、と言う。
我が家はステープ山の裾野に位置していて、洪水の心配をしたことはこれまで一度もなかったが、先日はチェンラーイ市内で35年来の洪水もあったし、農業用水路が家の裏を流れている。気を付けるにこしたことはないのかもしれない。

そうしているうちに、深夜にピン川の水量が増え警戒水位を超えるという警報など、洪水のニュースがあちこちから入ってきた。
市内より30キロほど南に位置するサンパトーンエリアの知り合いの住む村は、昨日からすでに洪水が発生していたようだ。年配の知人が腰まで水に浸かって作業をしている写真が送られてきて、心が痛む。
ピン川の上流の川岸に住む友人からは、いつものように庭の花の写真が送られてきたので、ほっとした。洪水は心配ないのかと聞くと、彼女の家はまだ大丈夫だが、ピン川の水位を下げるためにターワンターンの水門を開けたらしいので、パーデート地域のピン川周辺の集落は少なからず影響を受けるだろうから、そちらの方が心配だと言っていた。
夕方、また雨が降り始めた。これ以上被害が広がらないよう祈るばかりだ。

秋出水引かぬまの空降り止みぬ