初暦 * チェンマイ俳句毎日

【チェンマイ俳句毎日】2025年1月9日

日本からのお土産に新しいカレンダーをいただいた。  今まで使っていたのはただ予定を書き込むのが目的の、数字と曜日だけが書いてある味気ないカレンダーだったので、月ごとに絵が変わるタイプは新鮮で、思わず全てのページをめくって各月の絵を眺めた。

印刷はきれいで絵も大きなカレンダーって、画家や写真家にとって毎月作品を見てもらえるいい媒体だ。

いただいたカレンダーは田中千智さんという画家の12点の作品が月替わりで鑑賞できるもの。かわいい子どもやどこか懐かしいような風景が描かれているのだが、全ての絵は画面の多くを黒が占めていて、甘いモチーフに不思議な緊張感が加わっている。少なくとも、実家に飾ってある小猫の写真のカレンダーとは違って部屋がおしゃれになりそうで、壁にかけると気分があがった。


初暦船出の絵より始まりて

初カレンダー全ての月の絵を繰りぬ