十六夜 * チェンマイ俳句毎日
【チェンマイ俳句毎日】2024年9月19日
学生さんたちと一緒に、バンコク在住のジャーナリスト瀬戸正夫さんに会いに行った。私が大学生だった時にも、ご自身の生い立ちのことから戦中の話、カンチャナブリの泰緬鉄道のこと、お化けの話など、いろんな話をしてくださった。
お宅に着いたら、記者時代と変わらない黒いTシャツ姿で居間で待っていてくれていた。
学生さんたちは、瀬戸さんの書いた著書などを前もって読んでいて、心に残った場面を伝えたり、戦中のことを質問したり。瀬戸さんはゆっくりと質問に答えてくれた。戦争だけはやってはいけないという言葉が心に残った。
最後に学生さんたちに向けて、いい友達を持つこと、騙されないこと、馬鹿にする人がいても挫けず前を向いて生きることなど、数々の苦労を乗り越えてきた瀬戸さんだからこその大切なメッセージをくださった。
現在、93歳の瀬戸さん。「 100歳まではあと7年だけど、僕は2050年に元学生さんたちとチェンマイ大学の池で会う約束をしているからね」と、穏やかに笑っていた。
語り部の声は未来へ十六夜
以前noteに書いた瀬戸正夫さんについてはこちら
https://note.com/furukawasetsuko/n/n7de01e86ec02?magazine_key=m9f36b085e6da
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