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天高し * チェンマイ俳句毎日

【チェンマイ俳句毎日】2024年10月9日 

午前中に仕事を済ませて、午後から洪水の被害を受けた友人の家へ、後片付けの手伝いに行った。
途中でお見舞いの果物を買う。
バナナの黄色やドラゴンフルーツのピンクが、目からも元気付けてくれたらいいなと思いながら。

友人の家に着いたら、ちょうど大勢の若者が屋敷の中からぞろぞろと出てきた。大きな家だが、床に溜まった泥はきれいに洗われて、片付けはほぼ終了。
ラーチャモンコン大学の建築学科の先生が、1年生の学生たちを連れて清掃のボランティアに来たとのこと。その若い先生が一番張り切っていた。ピン川に面したこの地域の被災した家々には、あちこちからボランティアが集まって清掃の手伝いをしてくれているのだと友人は言う。

友人の話では、暑い中、掃除をしてくれている学生さんたちに冷たい水を振る舞おうと思っても、周辺の商店はどこも閉まっていて困っていたら、食料や飲料水を配る車が通りかかって、学生さんたちの飲水をもらうことができたという。そういう寄付の食料は自治体が配ったり、個人的に配っている人もいる。

「タイ人ってほんとおもしろいのよ。何もない時にはケンカばかりするのに、非常時にはすごく助け合うんだから」と言いながら、友人はしみじみと感謝している様子だった。

今はとにかくこの危機を乗り越えなければと気が張っているが、ここ数日間しっかり寝られていない様子で、かなり疲労がたまっているはず。私は果物を渡すことくらいしかできず、全くの役立たずだったが、私の顔をみたらリラックスできたと言うので、行って良かったのかなと思う。

今日は日差しが強くて暑かった。街の通りは、浸水後に溜まった泥がすっかり乾いて、車が通るたびに細い土ぼこりで視界が白く霞む。先日の投稿に、洪水の後片付けにはマスクが必須だと教えてくださった方がいたが、本当に埃が凄まじくて、マスクはしていたのだけれど、夜に咳が止まらなくなって困った。洪水の後片付けにはマスクが欠かせないことを学んだ。


洪水の後の粉塵天高し


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