パラサイトブログ#39

私は他人様のブログをベースに、自分の見解やコメントを記していくと述べました。その39回目になります。

【もっとも割安に放置されている投資対象とは】
 https://www.fra-sco.co.jp/post-3221/

 日本を代表する機関投資家の資産運用部門に10年以上籍を置いていた
 安田代表から見て、株式も債権も不動産もあるが、何よりリターンがある
 のは、投資について学ぶということも含めて、自らの価値を高める
「学び」に投資をすること。

投資するなら自分自身へ。
これは、タイトルを見ただけでイメージできるものです。
イケハヤさんも、最低限節約とこれができないと、
「投資をすること自体むいていない」と発信していますね。
研ぎ澄まされたホリエモンクラスになると、それ以外、
将来への貯えさえも不要となるらしいですが、そんなのはごく一部の話。

資格取得に走ってしまうと、
目的と手段がすり替わってしまう恐れはあるものの、
それでも何もしないよりは断然いいはずです。

今回気になる点は下記(以下引用)、

 一つの会社に依存した働き方をして、もらった給料を銀行預金に全て
 預けるという生き方は一見安全なように見えるかもしれませんが、
 リスク管理としては最悪だと私は思います。インフレを初めとした環境の
 変化に弱すぎます。その上で35年の住宅ローンを組むなんて、
 とても正気の沙汰とは思えません。

引っかかった理由は、私がこれを地で行っているからなんですね。
いつも「(いろいろ学んで考えて来たのだから)何とかなるさ」と
前を向いてはいるのですが、自分より切れ者に断言されると、
少しは不安が過るものです。

自身の振り返りも含めて、記しておきますと、
私が長いローンを組んでまで住宅を取得したのは、
下の3つの理由があることが大きいです。
1.不動産の知識、2.住居を捨てる覚悟、3.給与以外の収入。

そもそも不動産は、現金と違い「不動」の「財産」と呼ばれ、
流動性が低いとされています。売り時や買い時はもちろんですが、
その価格さえ新築時以外は不透明なんですね。
しかし、自身が手放したいタイミングでの相場や査定金額が分かり、
手続きに要す金額と期間とが把握できていれば、流動性が高まるのです。
ここでは1.不動産の知識が活きてきます。

また、自己使用に限定しても不動産購入は初めてではないため、
「苦労して手に入れた念願のマイホーム!」という高揚感もありません。
キャピタルゲインよりも、手離れの早さを重視したリセールバリューに
重きを置いて選んだため、「次は何処に住もう?」「借家も良いね」といつも考えていることも、心理的負担が少ない理由でしょう。
子世帯に引き継ぐものは、マイホームじゃなくてもいいし、
そもそも何も残さなくてもいいんじゃないですかね。(子供のいる今、
残したいものはありますが、今の住まいが絶対ではありません。)
だから、2.住居を捨てる覚悟がいつでもあるんです。

会社員として得る月々の給与以外に、僅かではありますが、
3.給与以外に得られる収入減が2つほどあるというのも大きな存在です。


上記はあくまでも私個人の事情であり、
一般的には「一つの会社に依存」し、
全てを「銀行預金」に預けるのは、勤め人の過半が該当するはずです。

一概には言えませんが、後半の「ローンで住宅購入」というのは、
前2つをクリアしている人こそ、ローンを組ませる金貸し(金融機関)や
販売するデベロッパーやメーカーから見て(なぜか)信用度が高いからに過ぎません。

この辺の真実を声高に叫ぶと、お金を貸して経済を回す行為にブレーキが
かかるため敬遠されてきたのでしょう。自動車と住宅は、工場の勤務者や
職人といった関係者人口の裾野が広く、雇用を生み出すものとして
守られてきています。税制優遇で真っ先に着手されるのも、この産業です。
政治的な要因が絡む部分は、ここでは触れませんが、
少なくとも、従来の働き方や生き方が見直されるコロナ禍以降は、
お金と住まいの教育を、広く実施してもよいのではないでしょうかね。

自ら率先して学ぶ者だけの優遇にしておきたい気持ちも分かるのですが、
これらの知識を共有したうえで、皆で真剣にその先を検討する機会を持ちたいところです。

それでは皆様、今回も最後まで目を通して頂きありがとうございました。
引き続き宜しくお願い申し上げます。

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