コード憎んで人を憎まず
"コード憎んで人を憎まず"とは言っても、コードは誰かが作り出していますよね。
「このクソコード」と誰かが言った。それが自分のコードなら、やっぱりいい気持ちはしません。
もしかしたら、それはベストなコードではない、ベターですら無い、なんならクソコードだと、自分でも認識しているかもしれません。
何にしろ、心のなかで思うのは自由ですし、私も腹の中では色々思っています。
ただ、言葉や文章にして表に出してしまうのは別だと思います。
そもそも「クソコード」になってしまった理由があるかもしれません。納期(時間)の問題、パフォーマンスの問題、プラットフォームの制約、プロジェクトルール、企業ポリシーの制約。
そんな背景や経緯なんか完全無視で「クソ」呼ばわり、私ならそんな人と協力して仕事したいとは思いません。
たいていのコード(プログラムコード、アプリケーション)は、最終的に人間が使う目的で、人間が作り出すもの。
正しく動作しているならそれは誰かの役に立っている「価値あるコード」ではないでしょうか。
「誰だよこのクソコード書いたの」と言い放ち、他者を攻撃するよりも、思いやりを持って指摘するとか、そっと改善案を提示するとか、いっそ修正しちゃう、やさしい世界を望みます。