見出し画像

【毎日日記】11月23日 西荻ごはん

27時就寝、10時起床。
少しだけ体調が良くなってきた。

18時半、博士に誘っていただき
先日【水道橋博士のオールナイトイッポン】で
博士にご紹介した目黒雅也さん著「西荻ごはん」を参考に西荻窪へ。

小説家の海猫沢めろんさんも11月27日刊行の「海猫沢めろん随筆傑作選 生活」を携えて後から合流してくださることに。
※次回の水道橋博士のオールナイトイッポンに海猫沢めろんさんがゲスト出演してくださることになりました!!
28日木曜22:00から「水道橋博士の虎人舎」チャンネルにてYouTubeで生配信です。

※21:40 秒ごろから目黒さんの本をご紹介しています。是非ご視聴ください。

前作【西荻さんぽ】に続く西荻本•第二弾。
純喫茶から安うまランチ、垂涎ディナー、飲み歩き。人のぬくもりとおいしさを追った偏愛イラストエッセイ。
目黒さんとは、歌人の枡野浩一さんを通じてSNSでお互いを認識し合ってはいるが連絡はしたことがない関係性だったのだけれど、数ヶ月前に西荻窪の喫茶「それいゆ」でバッタリお会いし、そのまま西荻窪の名店や街の歴史をさんぽしながら教えてくださった。

西荻さんぽに似顔絵付きサインまでいただいた、
似ている。
目黒さんのアトリエ
BREWBOOKSの2階。

18時半、西荻窪到着。
水道橋博士映像スタッフの福井さんも合流。
今日、西荻窪での賃貸物件を契約されたそう。

僕も博士も「西荻ごはん」を持参していなかったので、駅前の今野書店さんで購入。
ちょうど今日、今野書店さんの地下で
目黒雅也さんと木下龍也さんのトークイベント【なんでもないおいしさに震える街の片隅で】が開催されていた。
予定が合えば観に行きたいとブックマークしていたイベントなので博士と福井さんと3人で鑑賞。

西荻窪の隠れた名店、変わったお店など西荻好きにはたまらない話を次々と。

イベント中、僕と博士に気づいた目黒さんが手だけではなく話まで振ってくださった。

イベント終了後、目黒さんと、今日初めてお会いする木下龍也さんにサインをいただく。

木下さんの存在は、数年前から一方的にファンで、昨年の11月に高円寺で開かれていた短歌展にも足を運んでいたが、緊張してあまりうまく話せなかった。
すると、目黒さんから「このあとみんなで呑みに行きませんか」とのお誘いが。

イベント後に合流した海猫沢めろんさん、博士、福井さん、木下さん、目黒さん、目黒さんの編集者の高尾さんと僕の7人で西荻窪の夜の街を飲み屋を探して闊歩。
何軒か回った結果、andymori結成の地「ハンサム食堂」へ。結成の席である2号店2階2番席ではなかったが、美味しいタイ料理に舌鼓を打ちながら、お互いの共通点の話を諸々と。

2杯ほど呑んだところで博士の座右の銘である「出会いに照れるな」を思い出し、木下龍也さんに照れずに話しかける。

昨年木下さんにいただいたサイン。
ちょうど一年前。

谷川俊太郎さんとの共著「これより先には入れません」を読んだ時、あの谷川さんにここまで踏み込むなんて、と読んでいるこちらがヒヤリとさせられるやり取りがあったり、巻末に記載されているそのやりとりを後から振り返る「ひとり感想戦」での木下さんの本音が吐露されている文章には声を出して笑った。

木下さんの短歌の中でも特に僕が好きな一首は、
依頼者からいただいたお題でその場で短歌をつくる【あなたのための短歌展】で詠まれた一首、

どこへでも行けるあなたの舟なのに動かないから棺に見える

思春期に太宰治の人間失格を読んだ時以来の、これは自分のために書かれた短歌だ、と思った。

恥ずかしながらそのことを木下さんにお伝えすると「あの短歌は少し時間がかかって2時間かかりました」とのことだった。
2時間であの短歌を作ってしまうなんて…としばらく呆然としていると木下さんの方からも話しかけてくださった。

23時、気がつけば閉店の時間。
福井さんとめろんさんとはここでお別れ。
木下さんと目黒さんと博士と僕の4人で2軒目へ。
四方山話。

気づけば終電の時間。
最終電車に飛び乗って博士と帰宅。

なんでもない美味しさに震える街の片隅で、とんでもない出会いに震える夜だった。
西荻窪が今よりももっと好きになる一夜だった。
6年ぶりに西荻窪が解禁された博士と、これから西荻窪に移り住んでくる福井さんと共に、目黒雅也さんの「西荻さんぽ」「西荻ごはん」を携えて街の隅々まで探訪したい。

いいなと思ったら応援しよう!