名刺代わりの10冊 (管理人)

「名刺代わりの10冊」というとってもおもしろそうな企画を見つけたので、前回の記事と少々被ってしまいますがやってみます!

まずは小説から…

◆カラフル
◆タイム・リープ あしたはきのう
◆麦の海に沈む果実
◆山月記
◆公然の秘密
◆きみにしか聞こえない
◆クロスファイア
◆蛇行する川のほとり
◆月魚
◆蜜蜂と遠雷

「カラフル」 森絵都
中学生の時だったか読書感想文を書くために読んだのですが、結末というか種明かしの瞬間にゾワッと震えた記憶。
より読書を好きになるきっかけになった作品です。

「タイム・リープ あしたはきのう」 高畑京一郎
これも中学生くらいかな。
父親が買ってくれた作品で、時間移動もの。
時系列がころころ変わる、というか行ったり来たりするから最初のうちは大混乱なのですが、話が進むにつれ「なるほど、そういうことか!」とピースがどんどんハマっていくのがすごく快感でした。
終わり方も綺麗で、とにかくよくできたお話だな、という印象。

「麦の海に沈む果実」 恩田陸
高校1年生の時、“図書室で本を1冊借りて読んでみましょう” という国語の授業があり、恩田さんのまだ読んだことない本だ!と何気なく手にとったのがこの作品でした。
とにかく美しくもダークな世界観に引き込まれ、やっぱり恩田さんの小説が大好きなんだと再確認し、ここからさらにファンになりました。
全寮制の学園を舞台に、いくつもの不可解な事件が起こるミステリー作品です。
幸福感に満ち溢れた、理瀬と黎二のダンスシーンがお気に入り。
(結末まで知っていると余計にグッときます…)
シリーズ化している中では「黄昏の百合の骨」もグイグイ読めておすすめです。

「山月記」 中島敦 /「公然の秘密」 安部公房
高校の授業でやって、なんだか今でもずーっと心の隅に残っているお話です。
他にどんな作品を教わったかまったく覚えていないくらい、この2作品が断トツで印象深い。
人間が虎になったり象が埋まっていたり、どちらもインパクトが強すぎますよね…。

「きみにしか聞こえない」 乙一
乙一さんの作品は一時すごくハマって、これは短編集で読みやすかったので普段本を読まない友人にもプレゼントしました!
確か表題作で読書感想文も書きましたね。
グロいのは苦手なので、いわゆる “白乙一” 作品が好きです。

「クロスファイア」 宮部みゆき
高校時代、宮部みゆきさんにもハマりましたねー。
(たしかうちの代表と一緒に「模倣犯」の映画を観に行きました!)
「クロスファイア」は先に映像を観てから原作を購入したかな。
主人公は、“念じるだけですべてを燃やす” 超能力を持った女性。
復讐劇だし道徳的にはアウトなんだけれども、でもなんとも云えない哀しさや切なさがある作品だとおもいます。

「蛇行する川のほとり」 恩田陸
この作品の世界観、大好きです。
文章が綺麗じゃないところがない。完璧すぎる。
少女たちの、愛情と罪と死の物語。
映像化は難しいとおもうので、いつか演劇や朗読劇で観てみたいです。

「月魚」 三浦しをん
古書業界のお話。
物語は淡々と進んでいきますが、短く濃くまとめてあってとても読みやすいです。
過去の出来事により、強くも脆い絆で雁字搦めになっているふたりの関係性が非常にもどかしい。
静かな月夜に読みたい、美しい小説です。

「蜜蜂と遠雷」 恩田陸
国際ピアノコンクールに挑む、ピアニスト達のお話です。
(どうやら実際にある浜松のコンクールがモデルらしいです!)
単純に、音楽という形のないものをあそこまで言葉で表現できることに感動しました。
また、恩田さんにはめずらしく青春ど真ん中な小説で、あまりの眩しさに何度も何度も泣いてしまいました。
スピンオフ短編集の「祝祭と予感」も大変素晴らしかったので、こちらもおすすめです。


次に漫画。
絞りきれなかったので、先に紹介する10冊は連載が終了し完結しているものに限定してあります。

◆美少女戦士セーラームーン
◆魔法騎士レイアース
◆SLAM DUNK
◆幽☆遊☆白書
◆降っても晴れても
◆DEATH NOTE
◆トーマの心臓
◆ゴールデン・デイズ
◆ハイキュー!!
◆女王の花


最後に、続きを楽しみにしている連載中の漫画10冊です!

◆ONE PIECE
◆おおきく振りかぶって
◆LOVELESS
◆魔入りました!入間くん
◆ブルーロック
◆アオアシ
◆青のオーケストラ
◆この音とまれ!
◆ミステリと言う勿れ
◆ダイヤモンドの功罪


漫画の方も作品ごとコメントしたかったのですが、長々と語ってしまっていつまでも記事がアップできない気がしたので今回はやめておきますね!笑
(もしかしたらいつかしれっと追記されているかもしれません…)

作品として好きなものはもちろん、影響だったり衝撃を受けた作品たちを、それぞれの部門で楽しく選ばせてもらいました。
出会った順番に並べてあるのも地味なこだわりポイントです。

本でも音楽でも映画でも演劇でも、そのときそのタイミングだったからこそ惹かれたものって絶対にある。
あれもこれもと作品を挙げていく中で、各作品と出会った頃のことを思い出し、なんだかすごく懐かしく、センチメンタルな気持ちになりました。
今後もたくさん、出会えてよかったとおもえる作品を見つけられたらいいなぁとおもいます。
すごーくおもしろい企画でした!

家族や友人はどんな風に答えるんだろう?
近々インタビューして語り合いたいとおもいます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?