「人を幸せにする住まいとライフスタイルの提案」にかける私の想い
2023年3月、不動産エージェントという仕事に出逢ったことをキッカケに、住まいの仕事に関わるようになって1年。
これまでは、ビジネス系コーチングがメインの個人事業。
不動産エージェントは、副業の1つという位置付けでした。
しかし、これからの人生計画やビジョンを考えた時、こちらをメインにした方がやりがいがあると感じ、2024年4月より、不動産を含めた「幸せになる住まい計画」をコンセプトにしていくことに決めました。
本記事では、そんな私の想いを、自由に書かせて頂きたいと思います。
1.未経験からの不動産業界との出会い
1-1.キッカケは、業務委託先の求人広告。未経験OKの不動産業務委託って何?
キッカケは、転職サイトの求人広告。
元々、製薬会社の研究開発職を13年していた私ですが、個人事業主として独立しようとしていた当時、収入を増やすために業務委託先を探そうと思い、転職サイトを眺めていました。
正社員になる気はなかったので、「業務委託」で検索をかけたところ、営業やWEBライターなどと一緒に出てきたのが、「不動産エージェント」という職種!
言葉も知らなかった私ですが、どうやら、雇用関係ではなく、フルコミッションの不動産仲介の業務委託だということが分かりました。
不動産業界は未経験。
興味があった訳でもなかったのですが、「未経験OK」「面接場所が近所」だったことから、試しに受けてみることにしたのです。
当日、面接を担当してくれたのは、Hさんという方。
年齢も近く、話しやすい方で、資産運用の話で盛り上がり、SNSマーケティングやコーチングの話をすると、「うちのエージェントコミュニティで、講師をしてほしい」と、向こうからもオファーを頂けました。
ここで分かったのは、業務委託先は、本社がアメリカにあるRE/MAXという世界最大の不動産会社のフランチャイズ店舗だということ。
そして、不動産エージェントとは、不動産会社の営業とは異なり、会社の利益を重視するのではなく、友人知人を介して繋がった人の相談相手になるお客様第一主義の不動産仲介業であること。
会社は、そのビジネスパートナーとしてサポートする関係だということでした。
稼ぐことばかり考えているSNSの業者達をずっと見てきた私は、この考え方に共感し「前向きに検討させて頂きます」と返事をしていました。
後日、業務委託先の社長と面談をしたり、エージェントの先輩方ともお会いしたのですが、社長も含め、皆さん、非常にお人柄が素敵な方でした。
働く上で一番大事なのは、一緒に働く人!
不動産業ができるかできないかの前に、「この人達と働いてみたい」という思いが生まれ、私は「業務委託やってみます!」と返事をしていました。
これが、私と不動産エージェントとの最初の出会いです。
1-2.不動産会社の営業マンとは違うエージェントという働き方
私が魅力に感じた不動産エージェントの働き方は、不動産会社の営業マンと、どう違うのか?を説明します。
ちなみに、アメリカでは、エージェントという働き方は一般的だそうで、おおよそ、以下のような違いがあります。
【不動産営業】
①雇用関係であり、勤務時間や月給(+インセンティブ)が決まっているため、収入は安定している。しかし、売上に対して、個人がもらえる額は少ない。
②経費は全て会社が出してくれる。
③売上ノルマがある場合がある。
④会社の利益を最重視。「良い物件」より「売りたい物件」にお客様を誘導する傾向がある。
⑤相手をするお客様は、不動産会社に問い合わせをした他人であり、会社の顧客になる。
【不動産エージェント】
①ビジネスパートナー(業務委託)であり、勤務時間は決まっていない。
成果報酬制なので、収入は安定しないが、売上に対する報酬額は高い(契約内容や会社にもよるが、売上の80%以上を個人がもらえる場合もある)。
②個人事業なので経費は個人持ち。
契約書の責任は会社が持ち、書類の雛形やプリンターなどの備品が使用できる分、月額使用料(会費のようなもの)を会社に支払う必要がある。
この支払い額に応じて、成約した時の報酬額が変わる。
③売上ノルマは無い。
④会社より、お客様とエージェントの利益を最重視。お客様が最も満足できる物件をエージェントの裁量で探すことができ、無料相談の実施や集客媒体の選択なども自由にできる。
⑤お客様は、エージェントの友人知人やその紹介者で、エージェント本人の顧客。
特に、④と⑤は魅力的でした。
嫌な客のために頭を下げるとか、会社のために、なんとか売ろうとするとか、そういうのが好きではないので、友人知人の力になって、感謝されて、お金にもなる。
すごく、やりがいがある働き方だと思ったのを覚えています。
1-3.挑戦してみたら、半年で宅建士の資格取得に成功
未経験スタートでしたので、とりあえず、不動産の基本の勉強と、宅建士(宅地建物取引士)の資格からかな、ということで、テキストを買って勉強開始。
言葉の意味すら分からない状態からのスタートでしたが、これまで、資格試験で落ちたことが無いので、根拠なき自信はありました。
試験本番まで約半年!
毎日、1~2時間を勉強に当て、取り組んだ結果、ギリギリでしたが、なんとか一回で合格!!
その後も、いろいろ手続きに時間がかかりましたが、2024年3月、ついに、宅建士証を手に入れ、正式な宅建士となりました!
ちなみに、この年の合格率は、17%。
人って、本気でやると、未経験から半年で国家資格が取れるんです。
あなたも、仕事にしたい資格があれば、是非、挑戦してみて下さい。
2.不動産をメイン事業の1つへ
2-1.ライフプランニングから考える
不動産をメイン事業にしようと考えた理由は、宅建士の資格を取れたこともありますが、自分の人生設計を考えたことも大きいです。
その1つが、ライフプランニング。
将来、自分で店舗を持ってカフェ経営をすることや、理想を形にしたマイホームを建てることが1つの夢でしたので、自分で物件を探して、自分で売買できたら、コストもかからないし、納得いくものになると思ったんですよね。
不動産関係者しか見れない物件情報などもあるので、それを自由に使えるのも有利です。
もちろん、自分自身だけでなく、住宅を買ったり、賃貸住宅を住み替えたり、住まいのことを考えるのは、誰でも必ず通る道。
友人知人に対して、ベストな提案ができる専属の不動産相談員みたいな立場になれるのも楽しいかなって思ったのもありました。
2-2.事業性から考える
もう1つの理由が、事業性。
会社員をしながら副業をしていた頃は、コンテンツ販売や高単価のコーチング事業で年200~300万という収入を得ていましたが、物価や税金の上昇、平均給与の低下、AIの発達による情報の無価値化などを考えると、今後、「無くても困らない無形商材」に何十万も出す人はいなくなることが容易に予測できます。
さらに、コロナ禍で流行ったネットビジネス、コーチングやコンサルの市場は、既に参入者が増え、飽和状態。
数年前、稼いで脱サラした人達が、次々と会社員に戻ったり、アルバイト生活をしていたりするのを目の当たりにしていたので、これは事実だと思います。
一生稼ぎ続けるのは、よほどの実績や集客力が無いと難しいし、SNSやココナラなどのプラットフォームに頼るのも他者任せでリスクが大きい。
今のビジネスモデルで、個人事業主として何年も続けるのは、現実的ではないと判断したのです。
もちろん、私も、年300万稼げた程度で、家族がいるのに会社を辞める決断をした訳ではありません。
別に出逢った素晴らしい事業団体のビジネスに参加させてもらう権利を得て、安定したストック収入が作れる見込みができていたからではありますが、それでも、まとまった労働所得は別にあった方が安心です。
その点で、不動産事業を考えると、人口減少や空き家の増加はあるとしても、生きていく上で家は絶対必要ですし、転勤があれば、賃貸物件の住み替えは必ず発生します。
不特定多数をターゲットにした駅前不動産屋さんは売上が下がると思いますが、不動産エージェントは、友人知人がお客様になりますので、国内の絶対数が減ったとしても、自分の人脈が多ければ、ライバルに関係なく、仕事は生まれます。
私の場合、SNSで知り合った方々、コーチングスクールで出逢った人達、事業コミュニティで一緒にストック収入を作っている仲間達という多くのコミュニティを持っています。
そして、彼らは、ほとんどが資産運用、副業、個人事業をしているので、マネーリテラシーが高く、家を買える経済力を持てる可能性が高いです。
この点を考えた時、コーチングを継続的に依頼されることは無くても、家を買いたい、借りたいという依頼は来るでしょうし、不動産売買は単価も高いので、十分、事業として成り立つと考えたのです。
ちなみに、不動産仲介の手数料は、400万円以上の物件だと「物件価格の3%+6万」までと宅建業法で決められています。
都市部で一般的な5000万円くらいの新築物件であれば、156万円が不動産仲介手数料になり、不動産エージェントの報酬を仲介手数料の80%と仮定すると124.8万円、40%でも62.4万円となります。
つまり、都市圏の一般的な物件を1件仲介すると、数日の稼働で、会社員の月収を超える収入になるということです。
お金のことばかり気にしている訳ではありませんが、仕事としてやるからには、収入になるのか?という事業性は大事なポイント。
集客面と単価面、将来も残る仕事という点では、不動産エージェント事業に未来はあると思っています。
副業・起業では、このような視点を持たない人は、生き残れません。
今、流行っているものに参入するのは遅いです。
これから流行る可能性が高いもの、これからも長く需要があるものを見つけて事業にするのが鉄則です。
3.「住まいとライフスタイル」をテーマにしたい
3-1.不動産仲介だけでは、役に立てる機会が少ない。これまでの知識経験をどう活かす?
不動産業をメインにしてみようとしたものの、家を買う機会は、一生に1~2回。
あまり、仕事をする機会は多くないですし、不動産仲介だけでは、他の人との差別化ができません。
何より、家を買わない人も含めて、日常的に役に立つことができないので、価値提供の力が弱いと感じました。
それなら、今までやってきた事業や詳しいことと掛け合わせて何かできないか?
メインでやってきたことは、キャリアや資産形成、性格改善などをサポートする「ライフデザインコーチング」だから、これと不動産を組み合わせると・・・
ここで出てきた答えが「住まいとライフスタイル」でした。
住宅の選び方や、快適な暮らし方、自分らしい生活スタイルに加えて、家を買うための資産形成や、その家で家族と一緒に仕事ができる在宅ワークの実践などを提案する。
それも、一般的なコーチングのように高単価にせず、気軽に相談できる感じで!
これなら、幅広く役に立てそうだという結論に至りました。
3-2.スキルの掛け合わせで相性がいいものを探す。すると、やるべきものが見つかった!
「住まいとライフスタイル」をテーマに新しい事業をしていくにあたり、新しく身に付けると良さそうな知識スキルは無いか?
そう考えて、自分の経験の棚卸を改めて行いました。
その結果、これまでの趣味や仕事で得た知識・スキルなどを挙げると、以下のようになりました。
【趣味】
楽器演奏、アートと美術館巡り、鉛筆デッサン、旅行、風景写真、映画
【仕事(副業含む)】
医薬品と化学全般、ブログ、コンテンツ販売、コピーライティング、Canvaデザイン、Kindle本出版、コーチング、セミナー講師、事業コミュニティとSNSで作った人脈、不動産仲介、節約ポイ活術、7種類の資産運用、睡眠改善法、仕事の効率化など
この中のものと組み合わせて、不動産事業にもつながる新しい知識スキルは何だろう?
そう考えた時に見つけたものがありました。
それが「インテリアコーディネート(空間デザイン含む)」!
例えば、
①インテリア × 不動産
→ 家の相談と新居の内装提案
②インテリア × アートと美術館巡り
→ 美術館のような空間プロデュース
③インテリア × コーチング × 資産運用
→ 理想の家のイメージ具体化、実現への資金確保も含めた目標設定
④インテリア × 鉛筆デッサン
→ 内装提案をその場で絵で表現
⑤インテリア × Kindle本出版
→ インテリアと住居を解説した本の執筆
相性もいいし、いろいろな場面で人の役に立てそうです。
それに、FPやインテリアデザイナーの資格を持った不動産事業者は見かけますが、アートに詳しくて、コーチングができて、絵も描ける不動産事業者は、いないのではないでしょうか?
ということで、今後は、インテリアコーディネートを学び、上記の経験と合わせて、自分の世界観を作っていこうと思っています。
SNSの発信においても、今まで、成功哲学やビジネスの本質、コーチングという分野で発信していたので、フォロワーの方をガッカリさせないように、「住まいとライフスタイル」に絡めながら、ビジネスのことも話題にしていく予定です。
4.今後の展望と事業への想い
ここまでお話したように、今後は、不動産事業をメインとしつつ、インテリアコーディネートや資金面、家で過ごす働き方などを提案していくことになりますが、事業ですので、以下に、ミッション、ビジョン、バリューを言葉にしてみます。
【ミッション】
1人でも多くの人が、理想の住まいで、幸せなライフスタイルを手に入れられるようにサポートする。
【ビジョン】
①人に徹底的に寄り添った家探しをする。
②現住居においても、リフォームやインテリアの見直し、生活コスト削減を通し、理想の生活に近づけるようにする。
③マイホームで過ごす時間を増やせるように、働き方を一緒に考える。
【バリュー】
①コーチングスキルを用いた、丁寧なヒアリングで家の条件を聞き、納得するまで家探しの手伝いをする。また、資金確保のための資産形成の提案を行う。
②家の改善、内装のアドバイスや、節約の工夫などを提案し、より良い人生を送れるようにする。
③在宅ワークや少ない労働時間で収入を作る方法を一緒に考え、実現できるようにサポートする(ノウハウを教えるのではなく、コーチング的サポート)。
今までやってきた「ビジネススキルやノウハウ」「キャリア形成」は、本人の行動特性や能力次第で結果が決まりますので、多くの人を幸せにはできませんでした。
でも、これなら、私が望む「幸せなライフスタイルの提案」もでき、本人の能力に関係なく「理想の住居ライフの実現」にも近づくので、長く続けるには最高の事業だと思っています。
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