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大地の恵みを巡らせてみると
ぽかぽかの日曜日。
暖かい陽ざしの下 母とふたりで畑の収穫。
今日はダイコンと長ネギを採ってきた。
「そうだ。〇〇さんにお裾分けしようよ」
「そうだね。じゃあ私が持っていくよ」
私の提案に母が答えた。
〇〇さんはご近所に住む仲良しさん夫婦。
母と年齢が近いこともあり長い間仲良くしてもらっている。
抜いたダイコンと長ネギを持って母は〇〇さんの家を訪れた。
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「ただいま~」
〇〇さんへダイコンと長ネギを届けて帰ってきた母の手にはギンナンの実。
「〇〇さんからのお返しだよ。仲の良い農家さんからのいただきものだって」
「へぇ~美味しそう。昼ご飯の後にさっそくいただいてみようよ」
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大きくて美味しそう
大地の恵みを仲良しさんへ届けたらご近所さんもお返しをいただいた。
無理することなく
今もっているもので自分が困らない範囲で物々交換。
ご近所さんとの交流が深まる。
何より相手が喜んでくれるのが嬉しい。
それで十分なのだ。