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『悪態Q』 京都公演 感想抜粋


劇団不労社 presents FLOW series vol.3『悪態Q』京都公演のアンケートでお客様にいただいたご感想を一部抜粋しご紹介します。
*匿名でのご紹介にご了承いただいた感想のみを掲載しております。


不条理をテーマにされていると思うのですが、現実とは思えない世界の中で、出演者はその世界を信じて、真剣に一生懸命に生きているのが余計に面白かったです。

舞台を観終えて感じたのは「遊びでした」。良い遊びを観た気がします。

不気味、懐かしい、楽しい、おもしろい、不思議…たくさんの感情に飲み込まれるようなあ圧巻の演劇でした!

動きが大きいのにこの静かさは何だろう、演劇を観に来たのだけれど1冊の本を読んだような感じ。

相変わらずいろんなバリエーションの気持ち悪いことを思いつくなあと思いながら観ました。

過去の悪態から見守りたかったです。「悪態」とは?ってずっとぐるぐる考えてしまいます。
ただの汚い言葉じゃないよなあ。なんか奥が深いです。
人間、言語を使う唯一の生物なのに、うまく使いこなせないですね言葉。

あの世界観、あのキャラクターたちにまた会えたこと、うれしく、楽しく、またワクワクしました。

ヤバいEテレみたいで楽しかったです!

話が目まぐるしく変わって、めちゃくちゃで密度の濃い時間で面白かったです。

ノスタルジックでフワフワしてしまって、上演前から浮遊感があって、芝居が始まるとどこに連れて行かれるのだろうという感じ。
なんだか世界の奥行きを感じる。

音声と動きとに人間の精神がおいついていかないかんじ、そこにある困惑とが「偶然であること」のレイヤーが分厚くてとっても引き込まれました。
(中略)
昔から漠然と「存在」していることに対する不安と恐怖があって、それは何故自分がここにあるかだけでなくて何故世界があるか、何故信号機があるか、何故血は赤いか、ちきゅうって何でちきゅうなのか…など。これはずっと忘れていた感覚だったんですが、この公演で全部思い出せたように思います。

上演の中で視点の大小、高低、時間差などがぐるぐると変化していく状態が自分の中に起こっていて面白かったです。

言葉遊びというところと存在、ただ存在するというところのマリアージュに引き込まれました。
「世界」と聞いて誰がどこまで何を想像するか。
私は一度、世界地図が思い浮かび、そこから身の回りの大切な人が浮かびました。

前回より突き放された感じがあって、びっくりました。
今は何が何だかよくわからないので、家でゆっくり噛み砕こうと思います。
目の前で起こったことが自分の世界だと思います。
思ったことは言おうと思いました。

今作はより場所に合わせ、不確定な要素を生かしているところ、床のテープに沿って歩くなど、子供の時に感じていた感覚を思い出しました。初めて訪れた舞台なのに、懐かしい気持ちになるような、まさしくテーマの一つであったリミナルスペースを目にした時の感覚になったなと思いました。この『悪態』は言葉で言い表せない、本能的なところを突いてくるような、包み込んでくるような衝撃的な作品だと思いました。

リミナルスペース、数十年前に親しんだ体育館という空間に無秩序に集められた物たちが、馴染んできたと思えたら新たな異常が発生する。整理して知っている形に落とし込んで、納得しようとする行為が絶え間なく続かされることに対する気持ち悪さとここちよさがある(この試行は遊びをつくりだすことに近い)
閉じた空間が“時間”によってめまぐるしく形状を変える様はさながらサナギの中身がどろどろの液体となり、うごめいているのを想像させる。

ブラックボックスではないため、私がこの空間を体育館と途中で認識した瞬間から、それは揺るぎないものになって、それなのに体育館では起こらないことが起こり、連なっていくのが、見立ての不思議を感じて面白かったです。



公演詳細

東京公演

【⽇程】
2024年9⽉6⽇(金)~8日(⽇)
6日(金)20:00
7⽇(⼟)12:00/17:00
8⽇(⽇)12:00/17:00
*受付開始・開場は開演の 30 分前より。

【会場】
北千住 BUoY
〒120-0036 東京都足立区千住仲町49-11 地下1階 (墨堤通り側入口)

〈アクセス〉
東京メトロ千代田線・日比谷線/JR常磐線/東武スカイツリーライン「北千住」駅
出口1より徒歩6分、西口より徒歩8分

【料⾦】(全席⾃由・当⽇精算)
一般前売=3,500 円
当日=4,000 円
FLOW 者割=2,500円 * 学生 or 25歳以下対象(前売のみ・要証明)
キュウ割=音読みが「キュウ」と読める漢字がお名前に入っているお客様は、当日受付にて1割分の入場料をキャッシュバック
※前売のみ・要証明

【チケット取扱】
CoRichチケット!   https://ticket.corich.jp/apply/324057/ (24時間受付)

豊岡公演
-豊岡演劇祭2024フリンジ セレクション-

【⽇程】
2024年9⽉14⽇(土)~15日(⽇)
14⽇(⼟)20:00
15⽇(⽇)20:00
*受付開始・開場は開演の 30 分前より。

【会場】
友田酒造
〒669-5301 兵庫県豊岡市日高町江原62-1

〈アクセス〉
JR「江原」駅より徒歩7分

【料⾦】(全席⾃由・当⽇精算)
一般前売=2,500 円
当日=3,000 円
FLOW 者割=1,500円 * 学生 or 25歳以下対象(前売のみ・要証明)
キュウ割=音読みが「キュウ」と読める漢字がお名前に入っているお客様は、当日受付にて1割分の入場料をキャッシュバック
※前売のみ・要証明

◯演劇祭パスポート うずまくパス 無料観劇対象演目
詳しくは豊岡演劇祭HPをご覧ください
https://toyooka-theaterfestival.jp/

【チケット取扱】
CoRichチケット! https://ticket.corich.jp/apply/326800/ (24時間受付)
*うずまくパスの予約はこちらから https://teket.jp/10711/36721

共同主催=豊岡演劇祭実行委員会

出演=Actor
荷⾞ケンシロウ×むらたちあき×永淵⼤河(以上、劇団不労社)

声の出演=Voice Actor
後藤ひろひと

動きの出演=Motion Actor
舞台上のモノ(=Object)たち

設営プラン=竹腰かなこ
音響×演出助手=上原優香
照明協力=河西凪彩
舞台監督=村田瞳子(京都+東京公演)×脇田友(豊岡公演)
ドラマトゥルク=泉宗良×キャメロン瀬藤謙友
スクリプトドクター=森岡拓磨
宣伝美術=永淵大河
宣伝映像=畑野亮
特設HP=三村るな
制作=吉岡ちひろ×劇団不労社 制作部
制作協力=飯塚なな子(東京公演)×永澤萌絵(豊岡公演)
協力=うさぎの喘ギ×劇団散り花×コトリ会議×白いたんぽぽ×人身工場ゲロリスト
ソノノチ×ツレヅレ×(劇)ヤリナゲ×冷凍うさぎ×吉本興業株式会社
アートコミュニティスペースKAIKA(一般社団法人フリンジシアターアソシエーション)

主催×企画×製作=劇団不労社
助成=アーツサポート関西


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