
アロエループ地獄の話。
お風呂上りは、ボディクリームを塗ります。
いつからそういうことをするようになったか憶えていませんが、たぶん親元を離れて一人暮らしをするようになったころからだったように思います。
どこぞで聞いた話で、「お風呂上りは肌の水分が蒸発して乾燥しやすくなるから保湿をしっかりやったほうがいい」と。
今使っているのはジョンソンボディケアのボディクリーム。色々な香りがあって楽しいんですよね。「この季節はこの香りにしよう」とかできますし。それに私のよく行く近所のドラッグストアでは、ワゴンセールとは言わないまでも、大抵ドーンと前面に並べて売られていますので。
ただ、別にそれで不満は無かったのですけど、すぐ無くなってしまうんですよね。たぶん私の使い方に問題があるのかもしれない。クリームがよく伸びるから使いやすくて。
それで、ちょうどそのジョンソンのクリームが切れたタイミングで、次は何にしようか、と。
それでふと思い出したんですよね。
大学時代に一度だけ使っていたクリームを。
それが、こちらです。

見たことあります?
薬局とかでは隅の方にひっそりと鎮座していて、結構昔からあるような気がするけど、実際使っている人はあんまり見たことない、そんな勝手なイメージが私にはありますけど。
これ、私が大学生の頃に先輩の家に遊びに行った際に、置いてあったんです。それで初めて知りました。私も気になって、後日ドラッグストアで購入してみました。
でも、使ってみると、当時は何とも使いにくいというか。結構ベットリして当時は苦手な感じの滑らかさだったんですよね。なので、申し訳ないですが、すぐに使わなくなってしまいました。
で、今になって思い出したので、もう一度それを使ってみることにしました。
早速近所のドラッグストアで買ってきて、お風呂上りにお肌になじませてみます。
すると、当時は嫌だった結構ベットリした感じ(失礼)が、どうにも今は素晴らしく思えてきまして。
何でしょう。年をとってより乾燥肌になってきたからかもしれません。しかもこの冬の寒い時期にはこのくらいしっかり保湿してくれるこのクリーム感が最高なんですよね。
今まで使っていたのはサラッとした感じでしたが、これはもう違う。ラーメンで言えば、豚骨です。あっさりではなくガッツリ。何この例え。
そういうわけで、ああ、これ最高だわ、と。ちょっと値段はするけど、たっぷり量が入っているし大満足です。よかったよかった。
・・ってところで終わりにすればいいんですけど、1点だけどうにも難儀する瞬間がありまして。
それは、手にクリームを塗るとき。
想像してみてください。手順を書きますとこんな感じ。
1.オーデクリームのフタを開ける。
2.豪快にクリームをすくって、手になじませる。
3.ああ、ばっちり保湿できた。よかったよかった。
4.オーデクリームのフタを閉める。
5.手がヌルヌルしていてフタがなかなか閉まらない。
6.仕方ないので手を洗う。
7.ようやくフタを閉められた。
8.洗っちゃったから手の保湿が薄くなってる。
9.ああ、せっかくクリーム塗ったのに・・。
みたいな。
つまり、このオーデクリームは、スクリューキャップというのでしょうか、クルクルと回してフタを閉めていく必要があるんですよね。右回しのネジみたいな感じのやつです。
それで気付きました。世の中で、プッシュポンプとかパカッと開くようなフタになっている化粧品が多い理由が何となく分かりました。そうか、使い終わりまで想定された作りになっているのだろうなと。使いやすさとはそういうところの細部まで計算されたものなのかもしれないと。
いえいえ、決してこのオーデクリームが使いにくいとかユーザ目線ではないと言うつもりは無いですけど、ただ1点、そこの部分だけどうしても「あっ・・」ってなるだけです。
下手したら、「クリームを塗る」⇒「保湿がされる」⇒「フタが閉まらない」⇒「手を洗う」⇒「フタが閉められる」⇒「保湿がされなくなる」⇒「クリームを塗る」⇒(最初に戻る)・・みたいなアロエループ地獄になりますよ。嘘ですけど。
まぁ、現実的な解としては、フタを開けてすくったクリームをなんか手の甲とかに一時的に置いておいて、その状態でフタをしっかり閉めて、それから手の甲に置いてあったクリームを肌になじませればいいんでしょうけどね。ついついめんどくさがってしまって・・。
そんな、四十近いオッサンのスキンケアに関するマジでどこにも需要の無さそうなお話でした。
どうでもいいですけど、知らない人が初めて私のこの記事を読んで最後に「四十近いオッサン」って知ったら、もしかしたら騙されたと感じるのかな。さて、それは一体誰に何を騙されたのでしょうね。何も騙してません。ちなみに記事に出て来た大学時代の先輩も男です。最初から最後までオッサンのスキンケアの話でした。おわり。