Steamウィンターセールが来てしまったのでおすすめゲームをさらりと紹介するやつ


今年もついにやってきてしまったSteamウィンターセール。
色々買うゲームに迷ってしまうけど、その前に自分がすっかりハマってしまったゲームを振り返りがてら何本か紹介したく思いこの記事を書いた次第。
サラッと紹介しようと思ってたのに気がついたら3本で4000字超えしていたのでだいぶ頑張って短くした。文章を簡潔にまとめるって難しい。
主に今年プレイしたゲームを中心にご紹介。ローグライク系、シングルゲーを好むのでそれにだいぶ偏ります。あしからず。

オススメしたいゲーム ~マイナーどころ~

1. Green Hell

セール価格:1799円 プレイ時間:60.8時間

ジャングルを歩き、泥水をすすり、チーターに襲われ、泣きながらアリを探すゲーム。

未開の地のジャングルを舞台にしたオープンワールドサバイバルゲーム。共にジャングルに入り行方不明になった妻のミアを捜索することが目的。でもそんな事せずジャングルに暮らしてもいい。ジャングルはすべてを受け入れるので。

雰囲気はThe Forestに似ていますが、このゲームのサバイバルはとにかく厳しい!
よくある空腹や水分ゲージといったものだけでなく、タンパク質・脂質・炭水化物といった栄養ごとの管理が必要になるし、病気や怪我、肉食動物から受けた傷や毒ヘビの毒などもほとんどが自然回復などせず、放っておくと悪化して最悪死ぬ。未開のジャングルにおいて丸腰の現代人は実に無力。

着用しているスマートウォッチで栄養状態を確認できる

もちろん医療機器などないので解毒作用のあるハーブを見つけて包帯を作ったり、切り傷をアリの顎でホッチキスみたいに留めたり、傷からの感染箇所をウジに食わせたりと、自然に存在するものを使って生き延びる必要があるのも他のゲームではあまり見ない点。

手足の怪我などを治療するモード。黒い部分には気軽にお見せできない虫がいる。

ある程度ゲームに慣れてきたら拠点を作って比較的安定した生活が送れますが、それでもちょっとした準備不足や気の緩みで死ぬときは死ぬ。いつまでも程よい緊張感を持って楽しめるのがGreenHellの面白いところだなぁと思います。

難易度高めのサバイバルをしたい人、ジャングルで暮らしたい人にオススメ。ただし虫や傷などの描写はけっこうリアルめなので、そのあたりがマジで無理な人にはオススメできません。

2. SYNTHETIK: Legion Rising

セール価格:512円 プレイ時間:66.9時間

高難易度な見下ろし型ツインスティックシューター。
プレイヤーは8つのクラスから1つを選択し、最終ステージに待ち受ける「ハルマゲドンの心臓」を倒すことが目標。
パッと見はよくある見下ろし型シューターと大差ないように見えますが、SYNTHETIKはローグライクの完成度と難易度がとにかく高い!

この手のジャンルのゲームは大量に湧いてくるザコを華麗にかわしながら弾幕を張ってバリバリ倒していくものが多いですが、SYNTHETIKはその真逆。
連射による反動や熱の蓄積によるオーバーヒート。弾詰まりも起こすしマガジン排出とリロードが別動作なので時間がかかるなどなど、このジャンルにしては珍しくかなり銃の扱いがシビア。
その上敵自体が強いので、無計画に集団に飛び込んで銃乱射しながらヒャッハー!なんてしようものなら大ダメージは免れない。

ただその難しさがゲームをつまらなくしているかというとむしろ逆で、「雑に撃って雑に勝てる」ゲームではないぶん、相手の射程外から狙撃するのか、遮蔽物を利用しながらギリギリまで近付いてヒットアンドアウェイで仕留めるかなど、クラスの特性とそれに応じた「立ち回り」が非常に重要になってくるのが面白い。

上からの攻撃を警戒した移動。遮蔽を意識するした立ち回りが必要になる

約100種の武器、約150種類のアイテム、その他にも武器のアップグレード要素やバリアント(拾うごとに変わる武器性能の補正)などマジで無限といえる組み合わせがあるので、選択と運でいかに強いビルドを組んでいくかというローグライクの楽しさもしっかり味わえます。

メチャクチャな量の武器。特定の武器の出現率をちょっとだけ調整したりもできる。

発売から4年以上経つものの、ラストまで生き残って得られる実績の取得率が2022年12月時点で6.3%。詳細は伏せますがさらにその先で得られる実績が2.2%と、それだけでも難易度の高さがわかるこのゲーム(ちなみに両方取得しましたドヤ)。
難しいけどメチャ面白いことは保証するので、骨太なローグライクシューターを遊びたい人にオススメ。

3. NovaDrift

セール価格:760円 プレイ時間:183.7時間

今年Steamで買ったゲームで一番ハマったかもしれない。
宇宙を舞台にしたローグライク+360°シューティング。自機や敵のビジュアルはかなりシンプルですが、デザインやエフェクトが美しいのでむしろハイセンスに感じる。あと宇宙きれい。

ゲームシステムとしては、戦闘スタイルや武器の挙動そのものを変えたりなど機体性能に大きく関わる「ボディ」、防御だけでなく攻撃を強化したり敵弾を反射したりと攻撃的性能も持つ「シールド」、そしてレールガンやミサイル、巨大な炎の槍や触手状のレーザーなどの様々な「ウェポン」、それぞれ各一つを選択。その後、敵を倒して得られる経験値を貯めてMODというアップグレードを入手しながら自機を強化していく流れになるんですが、そのMODによる強化が多彩で面白い!

例えばクラスターボムという爆弾を使う場合でも、武器のダメージや爆発の大きさに特化したビルドと、とにかくいっぱいの弾を一斉に発射することに特化したビルドでは全く挙動が変わってくる。じゃあ超連射できるレールガンとか?当たったら大量に分裂するミサイルとか?あの武器をあんな強化したら??どんな反応が起きちゃうの~~!?!?っていう理科の実験みたいなワクワクがある。

同じクラスターボムでも強化の仕方で全く変わってくる

現在アーリーアクセス中でエンドレスモードのみが実装されており、明確なクリアが存在しないので、「クリアのために強いビルドを追求する」だけでなく「面白いビルド作って試してみちゃお~」ぐらいのライトな気持ちでプレイできるのもこのゲームの良さ。もちろん最強のビルドを考えてガッツリとスコアアタックを楽しむのも良い。
動きに慣性が働いたり、WASDやスティック移動ではなくいわゆるラジコン操作なので最初は戸惑いますが、そんなもん遊んでいるうちに慣れる。

合う合わないはもちろんあると思うけど、個人的には万人にオススメしたい。でも合わなくても許してほしい。人はそれぞれ違う生き物なので・・・。

4. Instruments of Destruction

セール価格:1435円 プレイ時間:44.4時間

いけ!ぼくのさいきょうのはかいマシーン!!物理演算によって粉々に砕け散る建造物!!!ゴリゴリゴリ!!!ドーン!!!!そういうゲームです。

そういうゲームです。

マシン作りは、パーツのジョイント部分に別のパーツをはめていくだけ。基礎のブロックで車っぽい形を作り、車輪と武器をつけるだけでもそれっぽく動けるぐらいには非常に簡単になってます。

パーツポチポチでブーン。かんたん。

細かいカスタマイズも可能で、車輪やギミックなどの各パーツに対応するキーは自由に設定できるし、ジョイントの可動域や強度、初期状態の角度なども自由自在。想像力次第でかなり自由なマシンづくりを楽しめます。自機は爆発や重さなんかで壊れたりもしないので、存分に積みたいパーツをモリモリ積んだ最強マシンを作って欲しい。そんなに積んでマトモに動くかは保証しません。

想像力に自信がなくても大丈夫。このゲームにはミッションを進めていくモードもあり、ミッションをクリアしていくとプリセット機体が手に入るので、それを参考にしながらオリジナル機体のアイディアを膨らましていくのも楽しみ方の一つ。またSTEAMワークショップにも対応していて、他のプレイヤーがアップロードした機体で遊べるのもよいところ。

この手のゲームでおなじみの人型機を作る変態ももちろんいる。世界ってすごい。

難しいことを考えずビルをぶっ壊したい、もしくは難しいことを考えながら自分の理想のやり方でビルをぶっ壊したい。そういう人にオススメの作品。


オススメしたいゲーム ~メジャーどころ~

1. Hades

セール価格:1285円 プレイ時間:49時間41分(EpicGames版)

万人にオススメしたい一本。
ギリシャ神話を題材にしたローグライクアクションの名作。最近2も発表された。おめでとう。ありがとう。
プレイヤーは冥界の王ハデス・・・の息子ザグレウス。なんやかんやあって冥界での暮らしに不満を持っているザグレウスは、父ハデスに反抗して地上に出ることを決意。様々な試練を乗り越えて地上を目指す、というストーリー。

ローグライクゲーって何度も死んでは挑戦してを繰り返すゲームなんですが、それとこのゲームの設定や世界観が絶妙にマッチしてるのがすごいところ。
Hadesでは死ぬ度に父ハデスの宮殿に帰ってくるんですが、そこには仕事中のハデスもいるし、それ以外にも地獄の記録係、給仕係、友人やザグレウスの師匠、ペットのでっかい犬などかなり個性豊かな人たちと会話できるんです。
その中でキャラクターたちの関係性を深めていったりストーリーを深く知っていけるので、繰り返しで単調になりがちなゲームプレイを飽きずにたっぷり味わえます。あとこれは誇張じゃないんですけど、たとえ同じところで死んでも毎回会話の内容が違うのもマジですごい。テキスト量半端じゃない。

何度も死ぬ息子に呆れる父。そう言いつつ帰る度になんだかんだで話をしてくれる。

ゲームシステム面もしっかりしてて、剣、槍、弓など数種類の武器から一つを選択し、道中でオリュンポスの神々からパワーアップを得て自身を強化しながら進んでいくという流れ。
武器によって戦い方は全く変わるし、パワーアップも「攻撃力〇〇%アップ」みたいなケチなやつじゃなく、攻撃で敵弾を反射したり敵を弱体化する範囲を放つなどいろんな特殊効果が付いたりとガッツリ強くなれるのも楽しい。あとオリュンポスの神々も威厳のある者から妙に俗っぽい者までいて個性豊かで好きなんですよね。

オリュンポスの神々の一人ディオニュソス。敵を「二日酔い」にする効果を与えてくれる。

もし死んでも道中で得られる戦利品を使って恒久的な能力強化を得たり、冥界自体を自分の有利になるよう作り変えることも可能なので、何度死んでも少しずつ先に進めるのも初心者に優しいところ。

魅力的なストーリーと初心者にも優しい仕様で、何度も繰り返しプレイしても飽きがこない。普段ローグライクに手を出さない人にも一度遊んでほしい一本。


2. TitanFall 2

セール価格:480円 プレイ時間:16.2時間(+PS4でそこそこ)

(シングル用のキャンペーンがめちゃくちゃ高く評価されてるけど、オンライン協力PvEのフロンティアディフェンスもめちゃくちゃ面白いので)

信じて!

3. Stardew Valley

セール価格:888円 プレイ時間:124.9時間

まぁちょっと待ってくれ既プレイヤー。
もう前にプレイしたし飛ばすか~と思うかもしれないけど、もし2年近くやってないならちょっとだけ読んでいってほしい。やってるならどうぞ通ってください。

StadewValleyは、ほのぼの牧場シミュレーションゲー・・・に見せかけて、限られた1日の時間とスタミナの中で農業や釣り、採掘がてらの洞窟探索、住民たちとのコミュニケーション等々をこなしつつ公民館を復興させる(あるいはさせない)、いい意味で結構忙しいゲーム。ただ「しなければならない」ことはないので、自分のペースでゆったり遊ぶのももちろんOK。

で、自分はたま~にやりたくなって数年ぶりに最初からプレイしたんですけど、だいたいいつも2年目の夏~秋ぐらいで公民館を復興させて一区切り付いてやらなくなる・・・ってパターンが多かったんですよ。今回もまたそのパターンになっちゃうかな~と思ってたら漁師のウィリーから「船を直したいから素材あつめてきて!」とのお願いが。船なんてあったか・・・?と思いつつ初めて見るクエストにワクワクしながら素材を持っていくと・・・

なにここ!!!!!

はじめての南の島!!!(交通費1000円)

新しいNPCや火山にある新たなダンジョン、新しい作物に新しい魚、さらにどんな季節の作物も育てられる農場と睡眠可能な小屋もあり、この南の島だけでもかなり遊べる大ボリューム!
ただし家族が移り住んでくることはないので、たまに牧場の温室や動物たちの様子を見て、妻と生まれたばかりの子供に挨拶してまた南の島に遊びに行くという家族ほったらかしプレイになりがちなのが心にくる。

すまない嫁よ・・・(顔グラ変更後の姿)

とにかく未プレイの人はもちろん、元牧場主の方々が久々に遊んでもまた楽しめると思うので、もしよければ一度牧場に帰ってみては?

4. Inscryption

セール価格:1230円 プレイ時間:54.1時間

めちゃくちゃ面白いデッキ構築ローグライト。
紹介はしたい、でも紹介する文章は書きたくない。そんなゲーム。
でもめちゃくちゃ面白いんです。

何も言えない

信じて!

終わりに

いかがでしたか?(言いたいだけ)
割とメジャーどころも多かったですが、どれか一本でも興味を惹かれたゲームがあればいいな~と思うばかりです。
メチャ面白いけど残念ながらセール対象ではなかったゲームもいくつかあるので、また機会があれば紹介したいですね。あと誰かオススメのゲーム紹介してほしい。


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