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アメリカで最も信頼される(そして最も信頼されない)職業はこれだ

世界最大級の統計調査会社のStatista (スタティスタ) が発表した、職業別信頼度の記事です

2023.1.13 zorohedge
by Tyler Durden

honesty(誠実さ)において、他の職業よりも高い評価を得ている職業がある。

Statista社のKatharina Buchholz氏が報告するように、Gallup社はこの問題を再調査し、米国で最も信頼されている職業は看護師であり、医師と薬剤師がそれに続くという調査結果を発表している。

事実、彼らは20年間に渡り、ランキングのトップであり、(2020年の89%というコロナ以前の最高値からは低下したが)2022年には79%の回答者から、非常にhonest (誠実)でethical(倫理的)であると評価された。

インフォグラフィック

アメリカで最も信頼されている職業と最も信頼されていない職業 Statista

米国の回答者のうち、以下の職業の誠実さ・倫理観が、
高い/とても高い、と評価した割合(右:緑色
低い/とても低い、と評価した割合(左:赤色

看護師
医師

高校教師
警察官
裁判官
弁護士
労働組合幹部
企業経営者
ジャーナリスト
自動車セールスマン
電話勧誘員
国会議員

米国成人(18歳以上)1,020名を対象に2022年11~12月に調査 出典:Gallup社

ヘルスケア分野以外では、2020年に国内で沸き起こった警察の行動に対する長年の批判にもかかわらず、アメリカ人の目から見て信頼できる専門家は、教育、司法、法執行の分野からも出てきている。

その他、否定的な見方よりも肯定的な見方をする人が多い職業は、会計士、銀行員、不動産業者などである。

労働組合幹部、弁護士、ジャーナリスト、企業経営者については世論が反転し、これらの職業に対する懐疑的な見方が優勢となった。
ジャーナリストは、コロナウイルスの大流行が始まって以来、ランキングを最も下げた職業の一つである。

最下位には、自動車販売員や電話勧誘員など、伝統的に信頼できないとされてきた職業の人たちが並んでいる。そして、回答者の62%が、国会議員は誠実さと倫理観の水準が低いと答えた。(了)

Statistaは、世界の主要な業界、市場調査や消費者動向に関するデータや統計を提供する世界最大級のプラットフォームです。(中略)
Statistaでは、世界中のさまざまな業界や業種、製品・サービスなどに関する統計や調査データ、 150カ国をカバーする独自の市場予測など、皆様のビジネスに役立つデータを多く取り扱っています。28000点を超えるレポートもダウンロードや二次利用可能です。

https://statista.co.jp/


考察

皆さんも、同じような調査を日本で行っても、ある程度似たような結果になるだろうと予想することでしょう。ただし、ジャーナリストについては、もう少し肯定的な回答が多いかもしれません。
(でもそれが、日本のジャーナリストが、より誠実であることとは
結びつきませんが)

もちろん、最下位が国会議員になるのは同じだろうと思います。

私は、以前の記事「進歩的な専門家は堕落しているか? はい、
でも、それは内緒です」の中で述べたように、将来的に「西洋医学という権威の崩壊」が起こることを予想しています。もしそうなれば、ジャーナリストと同じく、世界的に信頼度ランキングの変動が起こることは必然です。

著者のTyler Durden氏も、今後、この調査結果に大きな変化が起きるだろうと感じて、この記事を載せたのではないでしょうか?
(考えすぎでしょうか?)

国会議員(官僚)や、ジャーナリストなど、この調査で否定的に思われている職業の方はもちろんですが、最もhonestで、最もtrustedと思われているている医師(研究者)の方にも、歌詞を嚙み締めながら、ぜひ聞いてほしい曲があります。