読書 | 屍の聲※こんなに恐いとは…
図書館でタイトルに惹かれ、借りてみました。
こんなに怖いとは露知らず…読み終えるまでにかなり時間がかかってしまいました。
6つの短編で構成されていまして…
屍の聲
猿祈願
残り火
盛夏の毒
雪蒲団
正月女
特に怖かったのは猿祈願と正月女のお話、情念を燃やす女性の描写ときたらもう…坂東眞砂子さんが綴る文章はわたしの拙い想像力、容易く補完してしまう描写の数々。これまでの読書体験、架空の物語でここまで怖かった記憶はなくー…怖かったです。
エロティシズムを感じさせる描写、艶めかしく…そこから恐ろしい、怖い、ぞっとする描写、読んでいてどこまでの纏わり続けるような感じが本当に怖い。しばらく、夢とかみてしまいそう。
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