映画 | ベネデッタ※どちらかわからない
「ベネデッタ」を観てきました。
ポスター素敵で惹き込まれますね。
キーワードは「ポール・バーホーベン監督」「氷の微笑」「ロボコップ」…
そして"凄く面白かった"とお聞きしまして、気になって気になって…どうしても観たくなってしまった。
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物語後半、胃がキリキリと痛くなってしまいました。
主人公ベネデッタの多面性、中でも権謀術数(だと、わたしは思った)に長けていまして…嘘をついて最初はウソだとわかっていたけどそれをやがて自身が"真実"と思いめるほどの"信じる"こと。信じていることを周りの方々に対しても信じ込ませ衆人をコントロールしてしまうこと。
この"信じる力"がわたしには大変恐ろしく、キリキリと!痛い思いを体験させていただきました。まだイタイ…(T_T)。
ベネデッタを演じるヴィルジニー・エフィラさん、恐ろしい。
幼くして修道女となり、ず~っと修道院で暮らしてきているので最初、純真無垢な感じの少女のよう"だった"のがどんどん、変わっていきます。クライマックスではー…観終わってから最初と最後でどんな印象を持ったか、観た人にお聞きしてみたい。
バルトロメア、家族から虐待を受けていて、修道院へ助けを乞い、ベネデッタに助けてもらった修道女。ダフネ・パタキアさんが演じています。奔放、真っ直ぐといいますか忠実…なのかな。目かな、表情かな、どちらかよくわかっていないのですが、小悪魔ちゃん。でも真っ当な、現実感ある感性の方だと思いました。
ポール・バーホーベン監督って、世の常識とかは興味ないのかな。
もう色んなところで驚きの連続、明かりの少ないなかを猛スピードでアップ・ダウン、曲がり、旋回し、これでもかとあちらこちらからGをかけられているような、そんな要素満載。まだ上映中なのであまり綴れませんが、ここまで表現しちゃってよいのかなということとか、そんなお下品な!とか、あとこの時代はこんなことがまかり通っていたものなのか?!ということがあったりしまして、この要素満載ぶりなところがクレイジーかつエネルギッシュな方だ!!と、楽しませていただきました。
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