読書 | わたしが正義について語るなら
「太鼓の達人」で遊びたくなったみたい。
今朝は次男からイオンへ行きたいとのリクエストがあったので、午前中はイオンのスタバでのんびり、読書を楽しんでいました。
読んでいたのはやなせたかしさん著「わたしが正義について語るなら」
先日、本屋さんをぶらりとしていて、タイトルに惹かれました。やなせさんが90歳で語られたことは、これまでの経験されたことから、どんな体験をしたのか、体験から何を感じたのか、どう考えたのか、
「正義」って、わたしが思っていたことと、やなせさんが考える正義はかけ離れていて、あぁ、何もかもまだまだ、足りていないなと気づきを与えていただけ、とてもよい体験でした。
新装版の背表紙には
正義とはかっこいいものではない
正義とはあやふやなものである
正のための闘いなんてどこにもない
正義はある日突然逆転する
悪人の中にも正義感はある
傷つく覚悟がないと正義は行えない
正義でいばるやつは嘘くさい
と作中の言葉が並んでいます。
いずれもやなせさんの経験したこと、体験したことから書かれている言葉たちだから、感じる、伝わってくるこの言葉の質感・質量は本当に大きかった。
本作の中で「とにかくやり続ける」という章があり
「そのことばかりやっていればなんとかはなるものです」
がとても好きで、"とにかくやり続けよう"って思いました。できることは少ないし、範囲もささやかなものだけど、積み重ねていくことが好きなわたしには、やなせさんから背中を押してもらったような気持ち。