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2019年夏|TC-1と相性のいいフィルムを探す

ミノルタTC-1というフィルムカメラを今年の春に手に入れて、通算10本ぐらい撮りました。

デザインがすごく好みだし、単焦点28mmというのが気に入って買ったカメラなんですが、まだあまり使いこなせていないかもしれない。

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一番の問題は、ピントが合いづらいということ。被写体がど真ん中にいても、思いっきり背景にピントが合っちゃったりするんですよね。なんでだろう?他のカメラだとないんだけどな。個体の問題?

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とにかく色々試してみて、こいつのクセを掴まねばと思っています。その一環として、フィルムを2本を使い比べてみました。

(1) FUJIFILM PRO 400H

(2) Kodak PORTRA 400

この2本です。プロ用といわれる、比較的高価格帯のフィルム。1500円/本ぐらいが相場、自分的には奮発しました。(ていうかアマゾン、安くない……?)

結論から言うと、私はTC-1と相性がいいのはPORTRA 400だと感じました。

夏に撮った写真たち、作例載せてみます。


(1) TC-1×FUJIFILM PRO400H


ある日、三軒茶屋から下北沢へ。

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この送水系統図&送水口が部屋ごとに色分けされていて、わかりやすい!と思わず。

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駅。ガラスブロック越しの見え方が気になった。

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実は下北沢、初めて。なんともディープな街。聴かないのにレコード屋とか行っちゃったりして。薄暗くてもISO400だとけっこう安心。友達が教えてくれた地下の居酒屋へ。

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うちの猫、ちび。窓際が好き。

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ある夕方、家を出たら空があまりにも綺麗だったので、スーパーへ行きがてらカメラを手首にぶら下げて歩いた。

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空が綺麗なとき、いつも写真を撮りたくなる。でも、本物の空以上に綺麗な空は絶対に撮れない。わかっているのに、また撮る。

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また別の日。

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地元の商店街でなぜか毎年やっている阿波おどり。規模は小さめ。高円寺から来ている人たちはさすがのパワフルさでした。出店のお酒は高いから、セブンで缶チューハイを買ってぐびぐび飲んだのもいい思い出。


(2) TC-1×Kodak PORTRA 400


バスケ、日本代表対チュニジア戦を観に行きました。さいたまスーパーアリーナ。

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自由席だったからけっこう早くから並んでみた。日傘がないと死ぬ……。

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4階席でもけっこう見えるんです。ていうか、室内でこれだけきれいに写る!

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座席に置いてある赤い紙をワーってやる時間(説明下手か)。バスケ日本代表は「AKATSUKI FIVE」といって、テーマカラーは赤と黒。客席が色づく様子は、写真で見てもけっこう感動するな。にわかファンで急遽駆けつけたけど、八村塁欠場は残念でした。

余談ですが、ホームなのにユニフォームが黒なんですよね、日本代表。NBAだとホームが淡色でアウェイが濃色というのが基本だと思うのですが、世界共通ではないのかな?

そのあと飲みに行った写真は顔丸出しなので残念ながら伏せますが、室内でもフラッシュなしでとてもきれいに撮れた。

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友達が誘ってくれて、青春18きっぷで日帰り旅。「勝沼ぶどう郷駅」へ。

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見渡す限りのぶどう郷!こんなにぶどう畑ってあるものなんだ。

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めちゃぶどう推し。

歩けばすぐにぶどう畑。

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初めて見るぶどう畑に、ただただ感動。

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一つ一つ、この白い紙で覆われているぶどうたち。すごく幻想的できれいなんだけど、ちょっと怖くて、「生首がたくさんぶら下がってるみたい」と言って友達に怒られた。

ぶどうの丘という施設へ。温泉とかレストランとかあります。

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見晴らしいい!(ちょっと露出ミスったかな?)

温泉入ってレストランで食事して、ワインの試飲コーナー(貯蔵庫)へ。ワインの匂いがプンプンして、弱い人はその場にいるだけで酔いそう。

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1500円で「タートヴァン」という試飲容器を買うと、飲み放題。本当に飲み放題。つまみなしで飲めるタイプの酒飲みだったら天国。陽気な大人が多いので「これ美味しかったですよ」と会話が生まれます。

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手前がタートヴァン。美味しかった白ワインを2本購入。暗くてもよく写るなぁ。

電車まで時間が余ったので、ぶどう狩りへ。

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巨峰を選んで、もぎました。色は黒っぽいのがいいんだと、おじさん談。でも「おれは農家じゃないから知らないけど」の一点張り。じゃあなんなんだ。笑

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本当にきれい。しかも涼しい。

庭とか公園にあるぶどう棚のイメージが強かったけど、畑の場合は背が低くて、場所によるけどぶどう下150cmぐらいかな。あまり高いと手が届かないですしね。「ぶどう下(した)」ってマニアに受けそうな用語ですな。

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良い思い出ができました。と思ったら、右側に隣のコマ入ってる。スキャンミスでしょうか……


どっちがいいか?


被写体の違いもあるけれど、こうして比べるとポートラ強いなぁと思っちゃいました。

今まで富士を使うことが多かったので、ある意味PRO 400Hの写りは想定内。しかしPORTRA 400は、これは人気の理由がわかる、抜群に写りがよいなぁと思いました。TC-1って比較的硬い描写だから、やさしいポートラと相性がいいのかもしれません。アサヒスーパードライプレミアム製法って感じ(なんか酒の話が多い?)。

作例を見ると、ISO 160のほうがもっと雰囲気よく撮れそうなんですよね。欲しいなあ。でも400だと室内とか撮れるしなぁ。とりあえず160で暗い所、挑戦してみようかな。

ポートラ沼にはまりそうな予感しかしません。アマゾンでポートラを大量購入している自分が水晶の向こうに見えます……。

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夏も終わった。


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