建築系の記事を収集してまとめるマガジン。主にハッシュタグ #建築 のついた記事などをチェックしています。
Furia Hara
古今東西の建築の話、暮らし一般の話、いろいろ書いていきます
2013年5月に中米メキシコを旅行した記録です。カメラはNikon F3、フィルムは全てefiniti UXiを使用。
2013年4月から5月にかけて中米グアテマラを旅行した記録です。カメラはNikon F3、フィルムは全てefiniti UXiを使用。
本の中のフレーズから連想する、小さなエッセイ。
Twitterが流行り始めたのは確か私がまだ大学生だった頃なので、10年ほど前だろうか。 記憶では、数あるSNSの中でも日本で最初に広くヒットしたのはTwitterだったと思う(mixiを除いて)。その後FacebookやInstagramへと時代は続いていった。 10年前はまだSNSとのうまいつき合い方なんて誰も知らなかった。そんな概念も特になかった。 SNS上の言葉がずっと消えないということも、よくわかっていなかった。 ネガティブな思考をどんどん書いたりもした。
「パリピの考え方だね」 山本理顕+仲俊治『脱住宅』を読み、夫(建築とは関係ない仕事をしているが、同じ藝大出身)にその概要を話した。 ちょっと端折りすぎかもしれないが、こんなふうに説明した。すると返ってきたのは、 という反応だった。 「パリピ」。言い得て妙である。 ずっと建築の設計をしている私でも、この本に書かれている暮らし方に若干の気恥ずかしさやためらいを覚えてしまう。確かに自分はできる、でも、誰もができる暮らしなのだろうか。そう疑ってしまう。 夫は、話を聞いて瞬
3年ほどの間、このnoteを更新しなかった。 新婚旅行でスリランカを訪れた直後、コロナの感染が始まった(ちょうど3年前の今日、国内で新型コロナウイルスが発見されたらしい)。 緊急事態宣言、ステイホーム。 その中で新しい趣味ができ、ネット上の交流が生まれた。 実の父が亡くなった。 ほどなくして妊娠が判明した。だから引っ越しもした。 ロシアとウクライナの戦争が始まった。 その数日後、娘を出産した。 こうして文字にしてみると、世界全体でみても個人としても、激動の3年間だったよう
スリランカで撮影したフィルムをやっと現像した。 正直、フィルムカメラの限界を感じはじめていた。撮ってすぐ見れないのも、枚数も、費用も、手間も……そろそろデジタルにしてLightroomの現像を学んでみるのもアリかな、と。 でも、やはりフィルムは違った。フィルムの底力を知った。
前回のエントリーで書いた「窓展」に行った際に、ミュージアムショップで買った本。 YKK ap(サッシメーカー)が主催している「窓研究所」が編集に関わっているほか、複数の建築家も寄稿している。窓に関する現実的な話(性能や工法など)と、風土・歴史・社会・芸術といった視点でみる窓の話の、両方が楽しめる。 なかでも個人的に興味深かった話題を3つ、ピックアップしてみます。 窓辺での通話 「窓学アーカイヴ3|五十嵐太郎・窓の歴史と表象文化」 において、19世紀ロマン主義の絵画には「
建築や美術に関する本について、どういう視点で読書記録を書くべきか。 自分の備忘録としてなら、「その本で新たに知ったこと/知識が大きく更新されたこと」を書こう(……ということを備忘録として)。 意識しないと、ついつい既知の部分を掘り下げてしまう。狭く深く、になりすぎる危険性。
昨日、東京国立近代美術館で開催中の「窓展」に行ってきました。 明日2/2(日)まで開催中。かなり駆け込みになりますが、興味深い展示だったので気になっている方……特に建築関係者の方はぜひ行ってみてください。 ・・・ 今さら言うまでもなく「窓」は私たちの生活にとって大切な存在ですが、個人的にもその重要性を痛感する出来事が、つい最近ありました。 年末年始にスリランカを旅行したときのこと。 ジェフリー・バワの設計したホテルに泊まりたい!という目的がメインでした。その詳細は後
【メキシコ旅行記 Vol.1】 ※この旅行記は2013年5月の記録です グアテマラから国境を越え、メキシコへ入国しました。 朝5時にフローレス(グアテマラ)を出発し、14時にパレンケ(メキシコ)に到着するツアー。国境越えは、ウスマシンタ川という川を渡ります。 私にとって、船での国境越えは初めての体験でした。 陸路で国境を越えた経験はヨーロッパで一度だけ。鉄道に乗ってスイスとドイツの国境を越えました。その時はただ通り過ぎただけでしたが、今回は出国審査も入国審査もあり、
アルヴァ・アールトの作品集を眺めていて、既視感に襲われた。 「最近、どこかで同じような感覚を抱いたな……」 悩むほどのことでもない。それは、ルイス・バラガンの建築に抱いたのと同じものだった。 バラガンと同じく、アールトの建築写真も美しい。 理念や思想を飛び越えてまっすぐ目に訴えかけてくるような、わかりやすい美しさがある。庭や緑を大切にし、鮮やかな濃淡をつくり、強い形態で語りかける。 しかし…… しばらくページをめくっていると、やはりどこかが違う。アールトとバラガン
【グアテマラ旅行記 vol.8】 グアテマラ最後の目的地、ティカル遺跡。 グアテマラシティから旅をスタートし アンティグア、 ケツァルテナンゴ(別名シェラ/スペイン語学校にも通う)、 サン・ペドロ・ラ・ラグーナ…… と大きな街を拠点としつつ周辺の村も訪れる。そんな旅を1ヶ月ほど続けてきました。 最後はグアテマラを北上し、ティカル遺跡を見学してから「陸路」でメキシコへの国境を越えるというコースを考えました。 初めての遺跡【ティカル遺跡】 ティカルはかつて、マヤ文明の中心
時々、自分の今考えていることが当たり前のことばかりで、みんなはとうの昔に理解しているんじゃないか、自分だけ理解が遅いんじゃないかと、不安になる時がある。でも人の頭の中は覗けないので、自分は自分のタイミングで考えていくしかないよな、と思うのです。
今日は、(いつもだけど、)ぼやぼやした話です。 ・・・ King Gnuというバンドを、大学時代の友人に教えてもらって聴くようになった。「音校出身でめっちゃ流行ってるらしいよ」と。 最初にYoutubeでMVを観た時は正直そこまでピンとこなくて「なんだかオシャレだね」という感想だったけど、それより何より私たちにとってインパクトが大きかったのは「これは音校の人種じゃない!」だった。 このバンドの2人のボーカルは、東京芸大の音楽学部出身(一人は中退)とのこと。 教えてく
今日もつらつらと建築の話です。 ・・・ ある日のこと。 乃木坂ギャラリー・間で開催中の展示「アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展」(覚えられないし打てない……)を観てからいくつかショールームを巡り、歩いて表参道のAppleストアへ(おまけ)。 (ギャラリー・間展覧会概要) ADVVTの展示。 展示の意図はわかったと思うのだけど、結果として見えてくるものがあまりなかった。これは私の理解力不足なのかもしれないのですが、やっていること自体というより表現方法
今回の投稿は、TOTOの発行している建築情報誌「TOTO通信」2019年夏号を読んでの感想です。 TOTO通信はいつも面白く読ませていただいています。事例が4軒と、浦一也さんのホテル話などなど充実した内容で、無料。1000円の雑誌ぐらいの価値はありそう……。 設計事務所などは登録すれば冊子が送られてくるらしいですが、私はウェブで読んでいます。PDFとHTMLが両方用意されていて親切。 ・・・ 2019年夏号のテーマは「借景」。 ・「桃山ハウス」中川エリカ ・「川」横
南青山にある「蔦珈琲店」に行ってきました。 今回、なんと!写真を一枚も撮っていない! ……実は、写真を撮るのが苦手です。なんのこっちゃという感じですけど、一人でも友達とでも、店内や人や食べ物を写真に撮るのが恥ずかしくてうまくできない、街を歩いていてもパシャパシャ撮れない、という悩みがあったりします。(打破しなければいけない!) 写真は他所からお借りしました。 蔦珈琲店へ青山学院大学と骨董通りの間、「アイビー通り」という細い通り沿いにある蔦珈琲店。 建築家・山田守の自
もしも建築家によるテキストが商業ベースにのったら、大部分は通用しないだろう。それぐらい、わかりづらいし面白くない。まず敷地がどういう状況で、何を思って、どう作ったか……そんな紋切り型で禁欲的な書き方を、変えたい。