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建築・暮らしのこと

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古今東西の建築の話、暮らし一般の話、いろいろ書いていきます
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#住宅

「地域社会圏」は”パリピ”の集い?

「パリピの考え方だね」 山本理顕+仲俊治『脱住宅』を読み、夫(建築とは関係ない仕事をしているが、同じ藝大出身)にその概要を話した。 ちょっと端折りすぎかもしれないが、こんなふうに説明した。すると返ってきたのは、 という反応だった。 「パリピ」。言い得て妙である。 ずっと建築の設計をしている私でも、この本に書かれている暮らし方に若干の気恥ずかしさやためらいを覚えてしまう。確かに自分はできる、でも、誰もができる暮らしなのだろうか。そう疑ってしまう。 夫は、話を聞いて瞬

借景

今回の投稿は、TOTOの発行している建築情報誌「TOTO通信」2019年夏号を読んでの感想です。 TOTO通信はいつも面白く読ませていただいています。事例が4軒と、浦一也さんのホテル話などなど充実した内容で、無料。1000円の雑誌ぐらいの価値はありそう……。 設計事務所などは登録すれば冊子が送られてくるらしいですが、私はウェブで読んでいます。PDFとHTMLが両方用意されていて親切。 ・・・ 2019年夏号のテーマは「借景」。 ・「桃山ハウス」中川エリカ ・「川」横