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仕方なくやる掃除から考える笑い飛ばし術


器の大きいお母さま

昔よく観ていた大家族もののテレビの中で、反抗期真っ只中の中学生のお姉ちゃんがキッチンでヨーグルトをぶちまけるシーンがありました。その後のお母さまの発言に心から感動したのを覚えています。「こんなことでもないと掃除しないから。ちょうど良いわね!」と笑いながら、床の拭き掃除をされていました。これを観たのはもうずいぶん前でしたが、やはり名場面だったのか、シリーズが進んでもたびたび放映されており、本当に印象的でした。「世の母ってこんなにも器大きくて偉大なの?!」と。自分も親になって思いますが、例の大家族のお母さまのようにはなれん!と日々感じます。ですが、あの精神というものを、真似てみようと行動することは出来ます。
あの場面、偶然でも観ることが出来て良かったと本当に思っています。

笑い飛ばす練習

イラっとしていても、とりあえず言ってみる。例えば何かをこぼしてしまった、あるいは子供にこぼされてしまった時、「今日まだ掃除してなかったから良かったー!ついでに今やっちゃおう!!」とか、「ここの床、汚れてるの知ってたけど見て見ぬふりしてたのよー、実は。ちょうど良いわ!!」とか言って笑っておきます。例のお母さまみたいに上手には言えませんが、とりあえずそれっぽいことを真似て言ってみると、本気でそう思えてくるものなのですね。

“笑い飛ばす”という言葉が好きなのは、このお母さまの姿がまさにそれだったからかもしれません。

来客前掃除の記憶

お客様の予定があると掃除をする機会が増えたりしませんか?私の実家は両親が暮らしている母屋と祖父母が住んでいた家とがあり、敷地内で別々の家には住んでいたのですが、親戚の帰省や法要などがあれば祖父母の家を使うため、母と一緒にお客様用の布団や食器を準備したり、家中の掃除を手伝うことがありました。帰省日が分かったら、数日かけて準備をする母の姿を今もよく覚えています。もう少し手伝ったら良かったな、と反省中です。

掃除も片づけも、“溜め込まない”と言うのが大切だと言われますが、本当にその通りですね。普段からやっておけば焦る必要もないのですが、ついつい、というのが人間かもしれません。分かっちゃいるけど…というね。

お泊り会前のお風呂掃除

つい先日、夏休みを利用して、息子のお友達が我が家に泊まりに来てくれました。幼稚園時代のお友達で、ありがたいことに母同士も気が合うお友達になることが出来て、一番長い付き合いのお友達とは年少さんの一つ下、最年少クラスからなので、10年になりますね。幼馴染という感じです。小学校も中学校も全員バラバラ。本当に幼稚園のみが一緒だったのですが、ずっと付き合いが続いてきました。母たちはと言うと、母たちだけでランチに行ったり飲みに行ったり、急に誘ってお茶したり出来るような間柄になりました。ありがたい限りです。

話がそれてしまいましたが、“お泊り”となると、お風呂の掃除を念入りにしなければ!ということに気がつきます。以前両親がうちでお風呂に入ったことはありましたが、お客様がお風呂に入ることは今回が初めて。家を建ててもうすぐ10年。自分たちは見慣れてしまっているけれど、汚れている箇所は無いか、確認が必要です!!

客観的に見ることで分かる

お片づけを始める時に、まず「写真を撮ってみましょう」ということがあります。散らかっている状態、ものが多いことに慣れてしまっている状態が考えられる場合、写真を撮ってみて客観的に自分の家を見てみるという方法です。「写真で見ると驚愕しちゃいました…」という感想を聞いたことがあります。ふいに撮った自分の写真を見て、自分の姿にショックを受けてダイエットを決意するなんてこともよく聞きます。(あー、私も何度決意したことか。でもなぜかすぐ忘れちゃうんですよね…)

汚れに気づく

客観的に見てみると、洗面器も風呂フタも、何となく薄汚れている気がしてきました…。付け置き洗いはいつも通り、スポンジを新調&力1.5倍増しでごしごししてみたところ、薄汚れが解消しました。お泊りの予定がなかったら、当分やらなかった掃除だったかもしれません。『ちょうど良かった!!』

笑い飛ばしてやり過ごそう

今回はお泊り会があったことで、きっとあと回しになっていたであろう箇所の掃除をすることができました。未来の自分が少し楽になりました!自分のために良いことが出来た気分です。

きっかけはさまざまでも、ちょうど良かった~!と笑い飛ばしながら、面倒なこと(今回は掃除でしたがそれに限らず)をやり過ごせる器の大きい人になりたいものです。

教えてくれたのは…

林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。


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