見出し画像

私が恋した喜界島。#14夏の脅威。

南の島の台風事情。

夏だ!海だ!
毎日太陽を浴び、小学生の夏休みのように真っ黒になりながら島での夏を満喫していた。
そんな最中やってきました!夏の脅威、台風。

島の台風。
南の島では力が衰える前の台風が直撃する。
海からの風を阻むものはなく直撃。
海に囲まれ海辺は波に襲われる。

雨漏りや、飛んできた物による破損、停電、物流の停止、農作物への影響etc
とにかく影響が大きい。

物流が止まるのと、お家篭り生活準備で島のスーパーはすっからかんになる。

私が滞在していた時、島の真上を通過する大きな台風がやってきた。

来る前のふれ込みでは
力衰えず、今までの最大の台風じゃないか!
とのこと。

台風対策、避難準備。
そこら中のおうちで窓に板を打ち付けていた。

避難生活

台風がくる前日に、病院職員は病院に泊まらせてもらえることに。他の島の人たちは学校の体育館とか町が開放しているところに避難。

島外から来ている私たちは島の台風のすごさ、怖さに実感わかず、どうしたら良いかわからなかったからサポートしてくれる場所があって心強かった。

部屋の中や冷蔵庫の中を、窓が割れても、停電してもなんとかなるように整えて。
大事な物をスーツケースに詰め込み病院へ。

窓側の物は中へ。浸水に備えて物は気持ちばかり高い場所に。
ガラスが割れても広がりを抑えるようカーテンを閉める。

もし停電になったら冷蔵庫は開けないが鉄則。
あけなければ比較的中の温度が上がらない。

腐りそうな卵とかは茹で、醤油とジップロックにいれて避難先に持っていく。
ありがたい事に避難生活中は白ごはんを病院でもらえたので、その卵とか持って行った納豆とか、瓶詰めの食べる調味料を愛用した。

病院では保育室を開放してくれて
みんなで雑魚寝。

と思いきや、夜苦手で先に寝た私はここで
夜集まって過ごすなんて楽しくて
後から寝たみんなは透析室のベッドで寝たとか!
いいとこで寝ていた!ずるい!みんな一緒ずるい!笑


窓に新聞紙詰めたり、台風対策をしながら
半分宿泊研修気分の避難生活前半。

夜は風バーバー
音がガラガラ
窓ガタガタ
そして、停電。

ただし、この台風は想定よりは大きくなく大きな被害はなくすぎてくれました。
停電も24時間で復旧。

その前の年は1週間停電した時があったとか…食材ストックできず毎回買ったものをその日に食べる生活。
夏だから特に大変。

畑はやられてしまったけれど。
台風が過ぎた後は…

部屋も無事!お気に入りの窓からの景色と光。

再びの良い天気でした。

台風の病棟

ここから先は

362字
更新少しお休み中。喜界島での生活が大好きすぎて、書き残すことに。島暮らしを身近に。旅の参考にもぜひ。

日本の南、九州鹿児島県喜界島。 奄美大島の東側。 地図を拡大するとポツンと出てくる小さな島。 人口7000人弱、島一周車で45分。 太平…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?