ブランドを語る リバーライト
第一回はフライパン倶楽部の看板商品でもある「極フライパン」を生み出す「リバーライト社」フライパン倶楽部から見た、リバーライトさんの魅力に迫ります!
人を尊重して道具を尊重する
1990年代に、当時リバーライトの工場長と展示会で初めてお会いして、 何時間も語りあったことが懐かしい想い出です。 同志を得たとの思いで、そこから取引が始まりました。 当時フライパン市場の主流は、フッ素樹脂加工フライパンで、 「鉄のフライパンは時代の波に逆行している」状況でした。 それでも、リバーライト創業者の堀江光さんの精神を引き継いでおられ、 「良い物を作れば売れる」、頑固にこだわる姿勢に魅かれました。
販売をはじめて、特に印象的だったのは、質問をするユーザーへの懇切丁寧な対応です。 その原因とその理由を論理的に分かりやすく返答されていました。 それに当店もならい、板厚の厚いフライパン(当時ザ・オムレツという名称) で美味しく調理できる理由をページ上でご紹介したところ、商品が動き始めました。 さらに購入頂いたユーザーの評価が高く、 届いた声をページ上で公開することで、 フライパン倶楽部の看板商品に成長していきました。
その姿勢は、付属されている取扱説明書にも表現されていました。 以前の取扱説明書(PANのお話)には、「子育てと料理」という項目を設けて、 母親が自分のために手間ひまをかけ心をこめてつくってくれた料理に対して 「母、その大きな愛に感謝を捧げます。」で締められた文章が綴られていました。 当社も同じように「お料理上手は幸せ上手」をページに掲げていますが、 ベースのところでは、同じ想いをもってお料理の道具を販売させて頂いています。
また、オフィシャルショップ制度を設立して、 「正確で、簡潔で分かりやすい説明が行われる売り場」をメーカーのリバーライトが認定しています。 それは、お料理の道具が親子の絆を深めてくれるように、メーカーと販売店が絆を深めること。 メーカーと販売店が川(river)のように一体となってこそ、道具は輝き(light)を増すと読めます。 リバーライトの真骨頂は、人と人とのつながりを尊重すること、それが道具を尊重することでした。( おわり)
リバーライト
創業者の堀江光さんは「フライパンはメンテナンスが楽なフッ素樹脂加工のものより、料理が美味しく出来、体に良い鉄製のものの方が優れているのだ」と考え、ハンドルには手馴染がよく熱が伝わりにくい木製を採用。しかも、ユーザーが手軽にハンドル交換できる構造とする。昭和51年(1976年)米国の「テーラー&ウング」社と契約して、その鉄製フライパンを改良した「オムレツパン」を製造開始。堀江さんから経営を受け継いだ岡山晄生社長は「使い手の立場に立ち、使い手の健康やライフスタイルまで考慮した道具を作っていきたい。」極JAPANシリーズを2006年より製造を開始する。
編集後記
店長の語りはいかがでしたか?1998年に開設したフライパン倶楽部ですが、フライパン屋として鉄フライパンと共に歩んできたなぁという実感があります。 通信販売がまだまだ珍しい時期にはじめたweb店舗がトライ&エラーを繰り返し、スピードは亀のあゆみ、歩幅は小さな1歩でありますが、それらをコツコツ積み重ねてきて今があります。 リバーライトのフライパンからは販売すること使うことで沢山の学びをいただきました。今でも学び中。 フライパンの奥深さを日々感じながらフライパンの販売をしています。 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。