ワールド・オブ・ウィナーズ~香港、フェイフェイ聖地巡礼への道~6(香港到着3日目~4日目)

3日目

今朝は8時アラームで起床。外が晴れている!
やっとこ快晴の香港を歩けて嬉しい。
ホテル近くの食堂へ。

朝6時から夜2時までやってる
油條もある

お客さんが並んでいて、知らない人と相席する格好に。
艇仔粥と油條、そして水を注文。

君、写真と違わない?

なんかきた。
来たけど……メニューの写真と随分違うな?
しかも相席の人と同じタイミングで注文したから、伝票で会計まとめられてるな?
やべえ支払いどうしようと思って話しかけたら、相席した人も日本人だった!
結局自分の分の支払いをその人に預けて、一緒に会計してもらう事に。
味は美味しかった。油條も味が付いてない揚げパンみたいな紹介をされるけど、お粥につけて食感を味わう感じ。これはこれでいい。
後で香港Pに「水8ドル!? 普通最初の一杯無料だしぼったくりですよ」と言われたけど、そもそも水のオーダー通ってなかったので払わずに済んだ。ラッキー!

朝から一波乱ありつつ、今日は寺院巡り。

ここの背景に描かれたお寺
ここじゃい! 黄大仙!

まずは色々なところであげてお参りする線香を買わねば。
えーとどこだ……脇の出店で発見!

長いぜ

ラメ入り長線香。火をつける場所はお寺の中の方にロウソクがあるので、そこで楽に点火できる。煙い。ゴホゴホ。お線香に火をつけたら頭の上で掲げるようにして持ち歩く。火や煙が危ないからね。
仏像が沢山あるので、そこで3本ずつお供えしていく。
作法は日本式とはやっぱり違うので、他の参拝客の仕草を見様見真似で。
お線香を頭上に高く掲げて三度礼をする感じ。
お寺の中を見学。中庭の大きな仏像は改修工事中だった。
寺社仏閣めぐりあるある。去年まで金閣寺も工事してたもんなあ。

次はここ、文武廟

香港Pから坂がキツいという話を聞いていた。確かに階段が急だ~。
まあ、和歌山の神倉神社に比べれば……あそこが今までの人生で一番きつい階段。

フェイフェイSSR1枚目華美爛漫


お寺の外からズーム機能で撮影しております。便利。

ついにきた!
フェイフェイSSRの聖地、ぐるぐる釣り鐘型線香!
こちらでも長い線香を購入。ここは寄進という名目で箱にお金を入れる。おつりは返ってこない。
ここは個人的にもお参りしたかったお寺。
文学の神様、文昌帝君が祀られているのだ。文章のお仕事を生業にしているので、長くこの仕事を続けられますようにとお願いしました。
そしてもう1柱、商売の神様と化した美髪公、関羽様にもご挨拶。
なんとお供に関平と周倉の像もある! 嬉しくてこっちにもお線香をあげて挨拶してしまった。
ちなみに大きな釣鐘線香は真ん中の赤い札に願い事を書く。1000ドル必要。金額的に払えはしたんだけど、予約一杯で空きが無い。香港の人も信心深い方が多いわ……。

フェイフェイ背景お寺めぐりも終わり、せっかく香港島に上陸したのでそのままピークトラムに乗ってビクトリアピーク登山。
道中バスがあったんだけど、バス停が無い。
後で聞いたんだけど、タクシーみたいに手を挙げて乗るってアピールする必要があったんだって。リサーチ不足……おいは恥ずかしか! 切腹しもす!
徒歩でピークトラムの駅まで向かい、乗る。

26度の急坂

バスは山の斜面をぐいぐいと昇っていく。
遊園地のアトラクションみたいだ。日本だとこの斜度ならケーブルカーにするよねえ。帰りはどうするのかと思ったら、このまま後ろ向きに下がっていった。

マダムタッソー蝋人形館

山頂に着くとそこは展望台と飲食店、そしてマダムタッソー蝋人形館。
ジャッキーチェンの蝋人形もある。一昔前の香港バリバリネオンサイン。
今はもうやってないらしい。
そういえば、香港の道を歩いていて気づいた事がある。
雨が降っていなくても上から液体がポタポタ落ちてくるのだ。
1日目は夜だけだったし、2日目は雨だから気づかなかった。
これは高層ビルから張り出した室外機から落ちてくる水だ。
香港では24時間冷房フル稼働なので、メンテナンスもあまりしないのだとか。こういうのは実際にその地を訪れないとわからないよね。
あと自転車が少ない。この3泊4日の旅で見つけた自転車は駐輪中の2台だけだった。
香港は歩道も混んでるし車道も危ないから、自転車はあまり使われないんだそうな。高層ビルだし駐輪スペースもそんな無さそうだしなあ。

香港・アイス

展望台から眺めを見たあと、アイスクリームを購入。ライ活(ライラさん活動)もする。
味はホワイトラビット味。
そういう名前のミルクキャンディーがあるみたいで、ミルキーみたいに優しく甘い、ママの味だった。おいしい!

山を下りて、そろそろ香港島から出るか。

スターフェリー

地下鉄でもいけるんだけど、せっかくだからフェリーを選んだ。
料金は5ドル。そりゃあ短い船旅ではあるけど、100円で船に乗れるのは破格!
地下鉄やバスもそうだけど、香港は全体的に交通費が安い傾向にある。
ただ他の物価や食費や家賃が高いんだけど……。

船の名前はモーニングスター号だった

数分の船旅をしばし楽しむ。
いいよね、風情があって……。

ライ活の次はナターリアコラボ! スシ!

九龍半島に戻ってきて、次に行ったのはスシロー。
日本から寿司警察がやってきたぜ、ウーウーウー!
普段食べてる日本食が海外でどうローカライズされているか知りたいと思っていたのだ。
整理券発行して順番待ち。この辺りは日本のスシローと同じ。

知らないネタが沢山

早速日本にはない香港のネタをチョイス。
花之恋は金のお皿に乗ってるのがそう。
サーモンでお花のように包んだマヨすじこ。美味しい。
あと特に気に入ったのは海鮮ユッケいなり。
他の香港料理でもいなりで包んだ食べ物があったので、こういう食べ方のスタイルに馴染みがあるんだと思う。
いなりの塩気と水気がユッケを上手く包み込んでいて美味しかった、日本でも出してほしいな。

さて、明るいうちに早めの夕飯を取れた。
なんでそうしたかというと……
今夜の宿は明るいうちにチェックインしないと危なそうだったからだ。
初日は3つ星ホテル、2日目は5つ星ホテルに泊まりました。
じゃあラストの3日目は何つ星ホテルでしょう?

色々な意味で有名な重慶大廈(チョンキンマンション)

答えは1つ星のホテルです。
重慶大廈……の隣のマンション。
ここもインド系の人が沢山入っていて、やばい雰囲気を醸し出している。
なんで廊下に椅子を出して肉とかなんか焼いてるの? 火事とか大丈夫?
ホテルの場所は11階、だけど受付は14階。なんで?
エレベーターは4基あるが、偶数階に停まる2基と奇数階に停まる2基と別れている。
指定された場所はアパートの一室。インターホンを押すと英語で答えられる。うーん声だけだとジェスチャーで伝えられない。なんとかチェックインするホテルの名前を伝え、11階へ。
その途中近くの廊下でタバコ吸ってたおばさんに声をかけられる。
あー風俗かな、香港の風俗はマンションの一室でお姉ちゃんの部屋を訪ねて、交渉成立すればワンナイトラブという形式のがあると調べていた。
よし、日本語で答えて煙にまこう!
「私も日本人だよ」 逃げ場がない。なんで日本人いるの、ここインド人の城じゃないの。
「どこ泊まんの?」
宿名を告げる。
「あー、あそこ。もっと安いとこあんよ?」
(知ってるよ隣の重慶大厦だよ ただいきなり真の地獄宿はレベルが足りないから隣の初心者向け地獄宿に来ているんだよ)
親切なおばさんに奇数階に泊まるエレベーターの場所を教えてもらう。
でもわかんないので階段を降りた。

指定の宿に着いたがアパートのドアが開かない。
インターホン押しても反応なし。
どうしたもんかな、やっぱ普通のホテル取ろうかなと思っていると上階から「ハローマイフレンド」と言いながらこちらにやってくる黒人男性。
正直ビビった。怖かった。足がすくんで動けなかった。
でもこの人がホテルのガイドの人だった。ドアを開けてくれる。
アパートの中は細い通路になっていて、更に左右にドアが立ち並んでいる。
チェックインを済ませてカードキーをもらう。
チェックアウトのときはカードキーをここに置いてってくれとのこと。
すごいアバウトだなあ。

インド風たいまつ装飾。火をつけたら宝箱が出現するかも。

通された部屋はこちら。意外といったら失礼だが、綺麗。虫も居ない。

香港特有の省スペース・シャワートイレ。

トイレとシャワーはこんな感じ。部屋の済に排水溝があって、そこから水が流れていく。トイレットペーパーは濡れてしまうので棚の上に置かれている。
気になる臭いは……ない。この点だけでも重慶大厦よりマシといえる。
冷房は弱い。弱いけど香港が全体的に強すぎるからむしろ自分には合っていた。

おまけ、今回の香港旅で一番入りづらかったトイレ(深水埗の飲茶のお店)。ロッカー並みの狭さだし、中は……汚物入れとかで汚いので載せられないよ!

このトイレに比べたら楽々ですよ。
部屋にテレビもある。つかないなと思ったらリモコンの電池が切れてる。
テレビ本体のスイッチを押せばちゃんと見られた。
あとはドライヤーもあるし、wifiもあった。重くて繋がりにくかったけど。
部屋に入ってしまえば問題ないな。問題は部屋に入るまでだけど……。
チェックアウト8時と伝えたので早めに寝る……寝て現実を忘れたい……。

色んなホテルに泊まったけど、3つ星が一番安定してコスパが良いと思う。
ホテル名で検索して大厦(マンション)ってついてたら覚悟をして。
大厦には気を付けろ!!!!!!

4日目

朝8時、まだまわりが静かなうちにそっとホテルを出る。

ホテルを出た光景。

ね? 暗い時間帯にこんなところ通りたくないでしょ?

ロの字型に4つのアパートが連結している感じ。

日が差し込み切らない中庭を見ながらエレベーター、早く来てくれと祈る。脱出! やったぞ俺は自由だ!


菠蘿包(パイナップルパン)

帰国の準備。空港へ向かう途中の駅で菠蘿包とフレンチトーストを買う。
帰りの飛行機で食べようっと。
そういえば菠蘿油は食えなかったなあ。まだまだ食べたい物が沢山あるので次回のお楽しみとする。

雞扒腸仔麵

フライト3時間前に香港国際空港へ到着。
これは揚げた鶏と豚ウインナー。
麺は恐らく出前一丁とかのインスタント麺だと思う。
ジャンクなおいしさ、こういうのでいいんだよが詰まっている。

ちいかわ

フライト中の暇つぶしに本屋で購入。奥付を見ると今年の7月が初版で9月に重版している。
香港でも最近流行ってきた、と聞いた。セイレーン編すっごい続いてるね。
チャルメラ→チャリメラの覚え違いは
風笛拉麺→風苗拉麺になっていた。
こういう地域に合わせたこまやかな翻訳いいぞ。
広東語の勉強にはちょうど良かったかもしれない。原作知ってるから何言ってるかわかる。

牛丼約1600円

日本に帰ったら牛丼とか食いたいなと思った。

そしてフライト。
偏西風に乗って、時差もあり今度は本当に3時間半で到着。
最後の試練、初めての税関―――

税関のお姉さん「そのシャツ確かゼルダですよね? お好きなんですか?」
(黄金の太陽です……)「はい、ゼルダ好きです……」

香港に行った目的や、何日いたのかという事を聞かれる。
観光で3泊4日と返答。
「何処に行ったんですか?」
(フェイフェイ聖地巡礼です……)
「現地に友達がいたので色々案内してもらいました」

これで通してもらえました、良かった……。
こうして晴れて日本に到着!!
寒っ!!
朝、香港は24度だったのに夜の京都は9度だよ!
寒暖差に風邪を引きそうになりつつ、帰宅するのだった。
いやあ……楽しかった!
また香港に行きたいから、頑張って仕事してお金を貯めようと思った。
もし香港に行ってみたいというフェイフェイPいたら気軽に相談してほしい。いくらでも相談に乗るから。
大切な事だから3回言うけど、宿の『大厦』には気を付けろ!!


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