【2倍も商品を覚えてもらえる!】画像と文字の配置だけで記憶に残るパッケージを作れる
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どちらのデザインが好みですか?
◆パターンA
◆パターンB
パッケージデザイン配置の科学
先ほどの質問を少し変えてみます。
「どちらのパッケージデザインを覚えていますか?」
文字やわらび餅の数など、恐らくパターンBの方が覚えている要素が多いと思います。
実は昔から人の脳は理解しやすいものが左右で違うと言われています。
左半球(左脳)はどちらかと言えば言語的な処理が得意
右半球(右脳)はどちらかと言えば画像的な処理が得意
そして神経系は視交叉でクロスして視野と反対側に関連しています。
なので簡単に言うと、パッケージやサムネイルを作る時は
右には文字情報を置きましょう
左には画像情報を置きましょう
ということになります。
配置に関する研究
上記で話は終わりなのですが、脳科学や心理学の話をすると
なんとなく「ほーん」と流されやすい気がします。
そこで実際の実験を元にデータから解説していきます。
下記の研究は「画像を右に、文字を左に」もしくは「画像を左に、文字を右に」置いたパッケージのどちらかを見せ、内容の記憶量と好感度について調査したものです。
実験結果
結果として「画像を左に、文字を右に」の方がパッケージの内容を一字一句間違えずに回答できた人が「画像を右に、文字を左に」よりも2倍以上も多く、パッケージの評価も1.1倍となりました。
また、別のパッケージでも有意差はないもののやはり「画像を左に、文字を右に」したものの方が記憶に残り好感度が高いという結果になりました。
結論:画像は左! 文字は右!
というわけで実際の研究でも証明されました。
ここで注意点ですがサムネイルなどの横長なパッケージではこの特徴は出やすい代わりに、正方形に近づくにつれて影響が弱まります。
研究のカレーのパッケージに有意差までは出なかったのがその証拠ですね。
以上、パッケージの配置に関する研究でした。
近年の商品の選択は、品質が満遍なく高い水準であること、選択肢が多すぎることから、商品の質よりもブランドイメージや間接要因によって顧客がつくことが多くあります。
皆様のサービスが一つでも多く手に取ってもらうために、行動経済学、社会心理学をご活用ください。
研究ご協力のお願い
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
今後も商品選択の要因の研究を進めていくため、皆様にもご参加いただけますと幸いです。
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