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スポーツカードにおいて選手にベットするのを楽しいと思えるか?

こんにちは。
私事ですが、今朝久しぶりに傘を差していることに気付きました。なんだか久しぶりにしっかり雨が降っているような、、そして段々と朝と晩が涼しくなってきていますね。
一雨一度という言葉があります。昔と比べると日中の暑さであったり、夏の長さであったり、違いはありますが、ことわざというのはうまく事象を捉えたものだなぁと感じます。

さて、今日はスポーツカードの話をしてみます。
オルタナティブ投資いいでしょ!コレクタブル魅力的でしょ!みたいなことを私はよく言ってますが、今回に限って言うと好みが分かれるだろうなと思います。

底堅い大スターたち

スポーツカードは、大昔の大スターからこれから活躍が期待されるルーキーまで幅広く存在します。
野球カードで言うと、ベーブルースであったり、ルーゲーリックであったり、ミッキーマントルであったり、往年の名プレイヤーのカードが非常に高値で取引されています。
当然、何十年も前のカードで保存状態が良いものは少なく、ただでさえ供給が非常に限られている中で、需要があれば値段は上がります。

スポーツカードやトレーディングカード、ひいてはコレクタブルのマーケットへの注目度などによって大きく価格が上昇することがありますが、今更(既に社会的な認知度等が高いという意味)ベーブルースすごすぎ!といって人が殺到することは考えにくいです。

その分、古典の本のように、長きにわたって価値が認められてきたものであるため、これからも価値が認められる可能性がパッと出のものよりも高いと考えられ、それはつまり需要が安定しているとも言え、カードというリスク量の高い、値動きの激しい世界においては、相対的に安定したアセットであると言えます。

スポーツカードのおもしろさ

次に、これから価値が上がるであろう現役選手のカードの方を見ていきたいと思います。
一般的には、ルーキーカードで当たりを出すと、将来的に価値が上がりやすいとされ、ルーキーカードに投資される方は多くいらっしゃいます。

ルーキーカードの話は今回は深掘りせず、現役選手のカードの動向について少し見てみたいと思います。
現役選手は、当たり前ですが、活躍して人気が上がればカードの価値は上がりますし、活躍できなければその逆ということになります。

それこそがスポーツカード投資におもしろさということになります。
次世代のスターは誰かを判断することで、自身のポートフォリオにもヒットするということになります。

例えば、大谷翔平選手は、みなさまご存知の通り圧倒的かつ驚異的な活躍で、価値が上がってきました。早い段階でそのカード(カードの中でも供給数が限られているものなどを指し示します)を保有されていた方は、大きな含み益を抱えたことでしょう。

ただ、直近では、右肘の怪我を公表し今オフのFA市場での動向にも影響を与えているようですが、カード価格においても下落を複数のカードにて確認しました。

また、レイズのワンダーフランコ選手は、非常に有望な若手の選手としてカード価格も高値で取引されていましたが、最近はスキャンダルで出場をしておらず、カード価格も下落しています。

殊、スポーツ選手においては、怪我など不測の事態で選手生命が危ぶまれることもありますし、一方でドラフト下位選手が大きく飛躍するケースもあります。
選手を見極め、好きな選手のカードを集めていけば、ただ投資をするというだけでなく、楽しみながら投資するということも可能ではないでしょうか。

楽しみながら投資をするということ

個人的に野球が好きで野球カードを取り上げましたが、メジャーリーグで言うと162試合あり、例えば大谷翔平選手のカードを保有した場合は、毎日活躍を期待しながら、試合を見ることも可能です。

企業に投資する場合も、このブランドが好きですとか、経営者の思想が好きという理由で投資することもあります。
熱心な方は、毎日IRサイトを見たり、株主総会に行ったり、製品サービスを使うということもありますが、一般投資家にはなかなかハードルが高いです。
また、企業は組織であり、複合的要因で企業活動が行われており、楽しみながらというハードルは(相対的に)高い気が個人的にはしています。

真っ当な投資と言えば、企業等への投資となりますが、楽しむ投資というのも選択肢としてあっていいのではないかと思った次第です。

ただ、最初に言った通り、現役選手への投資は好みが分かれるだろうなと感じます。
応援し、成長した時の喜びはひとしおでしょうが、スキャンダルや怪我でその後活躍しないこともあります。
先ほど企業は組織であるということを書きましたが、そうした意味では、選手は超個別具体的な対象です。見える度合いで言えば圧倒的ですが、成功しない場合企業と違ってリカバリーが効きません。
そうした投資は、どこまで楽しめるかという観点で考えるべきですね。



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