ボドゲ導入手ほどき 第2回『スプラッシュ!』

 ゲームマーケット2016春、私も行きましたが、参加者11,000人とのことで、ユーザーが増えてるということですね。商品が増えているので、買って遊ぶ人も増えないと、長く続かないでしょうから。

 前回は『ラブレター』から始める話でした。ラブレターは海外でも評価が高く、言語違い、イラスト違いのものだけでなく「バットマン」「ホビット」といったバージョンもあります。一時期は、日本語版の供給がない間、正式代理店が英語版を輸入して販売していたこともあります。なら日本語版つくれよー。

 さて2回目としては、『スプラッシュ!』か『アクエリアス』です。この2つは、コマとかボード、カードといったコンポーネントと総称する内容物の使い方の固定概念を楽しみながら壊す目的です。要点からは『ドブル』でもいいんだけど、本気でドブルをやってしまうと運動で疲れちゃうので。

「スプラッシュ!」

積むツムツム

スプラッシュ!』は、まずブロックを積むときのルールを説明します。

ブロックを積むゲームです。積み方は、同じ色か同じ形で積みます。立方体が2種類ありますが、サイズが違うので形としては別です。積むときの向きは自由です。薄い板のブロックを平らに積んでも、縦にして置いても、詰んでおくことができれば構いません。
で、自分の順番が来たときすることは、実はブロックを積むことではありません。説明した積み方に則って、自分の持ちコマから左となりの人に1つ渡します。渡された人は、それを積みます。もし積めないで崩したりしたら、ブロックを渡した人が1ポイントを得ます。
それで3ポイント先取か、自分の持ちコマが最初になくなった人が勝ちです。
持ちコマは、順番に一つずつ取っていくだけです。さて、やってみましょう。

 一周したくらいで、渡せない場合には他のプレイヤーの持ちコマからルールにのっとったものを渡すことと、それだと自分の持ちコマが減らず、勝利から一歩遠のくことを説明しておきます。
 高くなってきたら、スマホなどで撮影するようにすると、楽しさが増します。達成感をくすぐるわけです。
 座っている順番によって、優劣が決まってしまうことがあるので、それがあるようだとおもったら、誰かが倒したタイミングで席替えをしましょう。

 プラスな遊び方として、回転台に乗せるのがあります。とあるボードゲームショップの方が思いついたことで、TLにも流れていたのでご存知の人もいるかと思いますが、プラモデルなどを飾る電動の回転台というものがあり、その動く台の上に積んでいくのです。
 私は秋葉原で、太陽電池で回転する台を見つけまして、それを使ってます。700円くらい。スマホの撮影用のフラッシュで照らしても給電します。あまり回転が早いと成り立ちませんが、じりじりと置く場所が動いているのは、かなり置く瞬間に緊張します。

 『スプラッシュ!』も、ターンテーブルをつかって2回目をやったら、続けてはやらずに次のゲームに移ります。負けも楽しいうちに。
 ボードもカードもないけど、テーブルでみんなで遊ぶゲームは面白い! という感想のまま、次のタイトルに行きましょう。詰まらせないこと、飽きさせないことが肝要です。

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