15.アトピーはネガティブな経験…少しだけ見方を変えてみませんか?という提案
アトピーでいることをどれほど悲しんだことでしょうか。
どれほど憎んだことでしょうか。
どれほど死にたいと思ったことでしょうか。
ネガティブなことを思えばいくらでも出てきそうですね。
ただその側面だけをとらえていると辛くて心が砕けてしまいます。
少しだけ別の考え方をしてみませんか?
僕は生まれたときからアトピーで長年頭を悩ませていました。
独学で脱ステをして失敗した時のこと。
様々な医者にかかるも効果が全くなかったこと。
アトピーが治らないということに絶望を感じ、一時は死にたいとすら思ったこともありました。
健常な人からしたら、そんな大げさな。と思うことかもしれませんが、アトピーが与えてくるストレスは強大でとことんネガティブに落とされます。
治したいと思っているのに治らないこと。
頼りにする医者をいくら変えても同様のことしか言われないこと。
患者の希望を断ち切るのに十分なほど、長い間少しずつ絶望を与えてくる。
たかだかかゆいだけでしょ?
それが大間違いなことはアトピー患者であればだれでも知っています。
かゆいことは当たり前のようにやってきますが、かゆみが尋常ではない日も多々あります。
イライラしてどうにかなりそうだと思う日も、かゆすぎて真冬にもかかわらずクーラーをキンキンに冷やさないと炎症が収まらずに苦しむ日も。
皮膚がぼろぼろになり、見た目が思わしくない日も。
それにステロイドを塗っていた時は毎日、風呂上がりに塗らなくてはならないことやそれによるべたつきを感じることなど、不快感のオンパレードでした。
これらが毎日積み重なり、改善の見込みもなく何十年と月日が経過したらどう思うですか?ネガティブな思いは募るばかりなのです。
糖質制限を行うことで見えてきた些細な幸せ
僕も脱ステロイドを開始するまでは、アトピーのことをポジティブに考えることが出来ませんでした。
しかし、正しい方法で脱ステを行えば改善するという希望が見えたとたん、見える世界は大きく変わっていったのです。
きっかけは「でも、やっぱり治したい」という強い想いでした。
諦めずに病院を変えて通い続けたことで、糖質制限というやり方に出会い、運命が変わり始めたのです。
はじめのうちは強烈なリバウンドを味わい、生きているだけで精いっぱいの状態でしたが、180日を超えたあたりだろうか。
ふとしたことをきっかけにアトピーだったこともそんなに悪いことではないことに気が付き始めたのです。
まず初めに感じたことは今まで一度もおいしいと思ったことのなかった炭酸水を飲んだ瞬間、とんでもないほどのうまさを実感することが出来ました!
世の中にこんなにうまいものがあったのか!!と興奮を隠せないほどおいしかったのです。
他にもシャトレーゼで販売している糖質オフのピザを食べた時にも、喜びと興奮を隠しきれない感動がありました。
この時、気が付いたのです。
制限することで今まで感じることが出来なかった『小さな幸せ』が至る所に転がっているということに。
協力してくれている家族に対しても。
がんばってねと言うてくれる身近な人にも。
良くなっているよと言ってくれる看護師さんにも感謝することが出来ました。
こんな状態になっている自分にも温かい言葉をかけてくれることがうれしくて、人はこんなに温かい生き物なのかと感じることが出来ました。
自分が辛い状況になっているのもあって、大変そうな人を見ると優しく接しようと思えるようになりました。
さらに言うと、糖質制限を日々行うようになったことで、我慢に対する耐性が強まったことも感じ取れます。
オマケに言うと糖質制限を行うことで、様々な病気の予防効果を見込むこともできて、実は健康にもいいということもわかりはじめました。
これ以上に得ている利益はもっとあるはず
脱ステを行って、肌がボロボロになって人からの目が嫌で嫌で仕方のない状況に追い込まれるとネガティブな思いは加速し続けていくことだと思う。
そして、アトピーはやはり辛いです。
しかし、悪い面ばかりではなく良い面もあるということも知っておいてもらいたいと思って書きました。
アトピーになってしまったからこそ、得られたこともあるはず。
僕の場合は
我慢ができるようになる
人に優しくなれる
健康になれる
忍耐力がつく
小さな幸せに気が付ける
人のありがたみに気が付ける
たまに食う糖質オフのピザが最高にうまく感じる
糖質オフのメニューを開発してくれた人にめちゃくちゃ感謝したくなる
リバウンドしつつも頑張っている肌を褒めたくなる
糖質制限食を作ってくれる妻に感謝の思いが日々増してくる
など、些細なことに喜びを感じてばかりです。
アトピーは辛い。
死ぬほどネガティブになる。
その事実自体は変わりません。
ですが、思いを好転させて良き面に注目していけば些細なことに幸せを感じることもできます。
物事の良い側面に注目して大きな利益を獲得していきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?