「YOLO 百元之恋」
「YOLO 百元之恋」新宿バルト9
「こんにちは、私のお母さん」のジア·リンがまたまたやってくれた。前作は実話ベース。自分の母へのオマージュであることがエンドロールで明かされたが、今回もエンドロールでこれでもかのカタルシスが炸裂。
安藤サクラ主演の「百円の恋」(武 正晴監督 足立紳脚本)にジア·リンが惚れ込んでリメイクした映画が「YOLO 百元之恋」。ジア·リンの監督、脚本、主演は、「こんにちは、私のお母さん」と同じ。
ジア·リンの役者魂がすごい。普段の体重より20kg近く増やして、そこから減量する過程のドキュメントまでも入れ子で描いちゃうのだ。欲張りのような気もするが、その効果は絶大。何しろ50kgの減量なんだから。
「百円の恋」は、エンドロールに尾崎世界観の絶唱(痛い痛い痛い...)が被ってくる瞬間、思わず拳を握りしめてしまう「痛く」てブルージーな作品だった。
「YOLO 百元之恋」のYOLOは、You Only Live Once。人生一度切り! オリジナルへのリスペクトも大きいが、ここが「百円の恋」とは違う。中国映画のコメディーって、わかりやすく、とにかく一直線のストーリーで、ぐいぐい引っ張っていく爽快さはアメリカ映画(?)のようにも感じた。すべてが明快で、最後には、泣かされる。(;´д`)トホホ…
「百円の恋」を観たひとにもおすすめできる面白さでした。
ちなみに、「こんにちは、私のお母さん」はサブスクで視聴できると思います。自分はアマプラでみて、ピーピー泣いてしまいました。
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