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冬が来た!
今朝は、日本中この冬一番の冷え込みだったのだそうな。
そういえば、昼間庭木に水やりをしていて、土の乾き具合がよろしくないことに気づいた。空気は本当に乾いているのだけれど、気温が下がっていることもあって、蒸発しきれないのだろう。
加えて、植物の活動もゆっくり休止し始めたのだ。寒さに耐えて、春を迎える準備に入ったわけですな。今週はどうかすると、もう水撒きしなくてよいのかもしれない(雨の予報もあるし)。
気温もそうだけれど、日差しが本当に弱くなった。布団を干しても、少し前ほどには、暖かくない。それに、午後2時前には取り込まないと、ひんやりすらしている。
酷暑はご勘弁だけれど、基本的に寒いのは苦手な私。日差しの弱さ、日暮れの速さ、日の出の遅さに、心細いというか、寂しさを感じる。年を重ねるごとに、その思いが強くなる。
夜になってしまえば、それはそれでいいのだけれど、日が沈んでどんどん暗くなるのが、苦手なのだ。冬は特に。寒さを余計感じるからかもしれない。
さっき、ゴミ出しのために外へ出て、愕然とした。冬のにおいがはっきり空気に充満していたから。以前少し、季節の香りのことに触れたのだけれど、私が感じる冬のにおいは、うまく説明できない。
本当に冬の初めごろだと、焚火をしていたような、何かが燃えた後のわびしい香りを感じて、「あ、冬だ!」と思う。けれど、少し季節が進んで(でも、今年の冬は始まったばかり、という気がしないでもない)、周囲の景色から命の姿が消え始めると、重い冷たさを含んだ、色で例えるなら、鉛色の空気のにおいを感じる。さっき感じたのは、これだった。
晴れて小春日和の陽気の日には、冬の蝶を見かけることもまだある最近だけれど、夜が本格化する時間帯になると、もう駄目だ。うっかり薄着で外に出たら、鳥肌が立ってしまうほど冷え込んでいる日が増えた。今夜は、息も白くなっていた。
もう明後日から12月。寒くて当然だと、頭ではわかっている。わかっているが、冬につらい記憶も多く、寒さで心身が固まる傾向のある私には、やはり、ため息が出るのだ。
「冬が、来ちゃったよ・・・・・」
まぁ、寒くなると、肉まんなんかもおいしくなるし、甘酒も恋しくなるし、チョコレートなんかのお菓子も買って帰るときに暑さで溶けたりしないので、安心だし・・・、と、メリットもありますが(食べ物系ばかりですな)。暖かいものが断然うれしいのは、もちろん冬。ラーメンなんかも、やはり、冬に食べると美味しさが倍増する気がする。
ただし、お酒は別。日本酒の熱燗は、私はにおいがダメだし、ワインを温めるというのも好きじゃない。せめて常温、なるべくなら、冷やしておいて飲みたい。ただし、少し暖かいおつまみはOK! 昔、一人暮らししていたころは、ご飯の時に飲んでいた。
おなかが満たされて、お酒で心身も気分良く温まって・・・。ご飯の時に飲むのは、翌日休みで何も予定がなく、朝寝坊してもOKだった時と決めていた。その分、解放感もあったし、ささやかな幸福感に浸っていたものだ。
さて。そろそろ休むとしましょうか。
冷え込む夜です。皆様、どうぞ暖かくして、良い夜を❤
おやすみなさい。