パパイオアヌー「Transverse Orientation」
ディミトリス・パパイオアヌー「Transverse Orientation」を観劇しました。
@ロームシアター京都
パパイオアヌー氏は、2004年のアテネオリンピック開閉会式や、2015年バクーでのヨーロッパ競技会の開会式の演出を務めて世界を驚愕させた、ギリシャの振付師、演出家、ビジュアルアーティストです。
Transverse Orientation。
今やメタバースやらズラバースやらいろんなバースがある中、トランスバースっていいよね。トランスのバースなのか、バースをトランスするのか、どっちもなのだろうけど。
始まる前はこのようなシンプルな舞台でした。
左上の蛍光灯が故障したみたいに点いたり消えたりするところから始まります。
おどろおどろしい舞台かもしれないと思っていたけど、全体の印象としてはそんなことはなく、コミカルでもあり、美しくもあり、非常にたくさんのイメージが絵画のように展開されていきました。
怒り、優しさ、慈しみ、悲しみ、生きる辛さ、喜び、楽しさ、狂乱、混沌など、さまざまな感情を呼び起こし共感させられました。
パフォーマーは強靭で素晴らしい肉体で、隙のない素晴らしいパフォーマンス、ま〜本当にギリシャ彫刻のように美しかったです。衣装や小道具、舞台も、シンプルかつ大胆な装置となって完璧な舞台を作り上げているのでした。
この動画でだいたい追体験できるので、置いときます。
ヴィジュアルというか、見えるもの全てが美しかったです。
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