44歳、正社員で働きながら、脚本家を目指す。
44歳にはなったけれど
先月44歳になりました。
44歳の一年は何事も為さないまま、一つ年をとってしまいました。
「何を為すかっていうのはそもそもどういう事なんだろう」と考えました。
多分、私にとっては、何かを「やりきったぞー! がんばったぞー!」と胸を張って言える=「何かを為す」ことなのだと思います。
43歳、ちょっとだけ頑張ったこと
でも、胸を張って言える、とまでは言えないけど、「ちょっとだけがんばったこと」はあります。
実は、20代の頃、シナリオライター(脚本家ともいいます)を目指して、シナリオセンターというところに通っていたのですが、「本科ゼミ」の途中で行かなくなってしまいました。
簡単にシナリオセンターのシステムを説明しますと、シナリオセンターは8週間講座→本科ゼミ(原稿用紙10枚のシナリオを20本書く。シナリオセンターでは「20枚シナリオ」といいます。200字詰め原稿用紙を手書きの時代の脚本家さんは使っていたため)→研究科ゼミ(原稿用紙枚のシナリオを30本書く)→作家集団ゼミ(何を書いてもOK)、もしくは作家養成講座→研修科ゼミ→作家集団ゼミという形で進級していきます。
私は8週間ゼミ→本科ゼミというコースでした。
そんなシナリオセンターに通っていた時に知り合った方が、ずっとシナリオを描き続けていて、映画の脚本を書いたというフェイスブックの記事を偶然読んだのです。
そして、思ったのです。
「こつこつ続けていたら、形になったのかな」と。
もちろん、自分にたいして才能があるとも思えませんし、続けていても全然目が出なかった。という可能性が高いでしょう。
でも、「形になっていたかもしれない!」と強く感じたのです。
根拠も何もありません。けれど、天の啓示のように私には思えました。
2022年、初夏の夜のことでした。
後は「思い立ったが吉日」のことわざ通り、行動あるのみ!
シナリオセンターに再入会の手続きをして、本科ゼミに復活しました。
渡辺先生というとても熱心なお師匠さんに出会えて、以前全く書けなかった課題が嘘みたいに毎週書けるようになったのです。
お仕事の都合もあったので、毎週皆勤賞!とはさすがにいきませんでしたが……。
本科ゼミのシナリオが復帰した時点で残り10本ほどだったのですが、確か7月に復帰して、10月には卒業できていました。
本科ゼミを卒業できたのは、すさまじく飽きっぽい私にしては、なかなかよくやったものだなあと思います。
⇒思いっきり自画自賛(笑)。
44歳の目標
お仕事の都合もあって、1か月お休みして、2022年、12月から研修科に在籍しています。
2023年1月から転職して、土曜日出勤のある職場なので、ペースダウンはしましたが、2023年5月13日現在で、30本の課題のシナリオのうち、12本書き上げました。
44歳の目標(期限は2024年4月まで)としては、「研修科を卒業して、作家集団に進級し、シナリオのコンクールに最低一つは応募する!」です。
そんなに高い目標ではない、つもりですが、できるでしょうか??
いや、できるかできないかではないのです! やるのです!!
脚本家になるために自分に必要なことを考えてみる
小説家でも脚本家でも、成功するために必要な条件は「書き続けられるか」だといわれています。
「文章力」や「発想力」、なんかは最低限クリアして、という前提があってだとは思いますが。
それでも必要条件として、「書き続けられるか」、言い換えれば、作家としての継続力、持久力が求められているというのは、精神的なタフさやこつこつ取り組む力、っていうのが大切なのでしょう。
精神的なタフさはともかく、物事をこつこつやり遂げるのは、苦手です(泣)。
「書き続ける」前に「書き上げる」
noteを書きながら、ふと、思いました。
私、「『書き続ける』云々の前に『書き上げた』ことあったっけ??」と……。
短編小説とか、課題の20枚シナリオは書き上げたことはあります。
ただ、書き上げたどれもがシナリオセンターや小説のカルチャーセンターでの課題だったりなのです。
そうではなくて、自発的に何かの賞に出そうと思って、もしくは書きたいという創作意欲から始まり、書き上げた経験。
どうにも思い当たる節がありません。
書きたいと思い、実際に書き始めた事は何度もありますが、書き終えた経験は……。
二十代の頃から、モノを妄想して、少しだけ書いてきて、自発的に書こうと思って書き上げた経験が思い浮かばないのであれば、本当にないのでしょう。
短くてもいいから、まず一作
ないのであれば、何はともあれ、経験を積まなければなりません。
ということで、まずは今月末の締め切りのシナリオセンターのとある募集に書き上げて、応募します!
それから、これは本当にできれば、なのですが、6月30日末締め切りの「第48回創作テレビシナリオ大賞」に出せたらいいなあ……なんて。
アイデアはあるんです。
間に合うかなあ??
とりあえず、締め切りまでにできれば、「第48回創作テレビシナリオ大賞」出します!
もし間に合わなかったら、ブラッシュアップして別の賞に出します!
またシナリオを書いていく過程なんかも、noteで書いていけたらなあ、なんて思います!
とりあえず、今月末締め切りの作品に向けて全力投球します!!
えい、えい、おー!!!
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