おじさんの副業にマンション管理士は人気?
私が管理業務主任者試験・マンション管理士試験に独学で合格したときの経験から対策方法や勉強方法の記事を書いています。
今日は試験とは関連しませんが。おじさんの副業にマンション管理士はいいのかという検討です。
おじさんの副業についての本を読みました。いろんな業種のおじさん数十人くらいを取材して書かれていると思います。
取材に裏打ちされて浮かび上がったリアルなおじさんの副業って、人気の配送が取り合いで、主に夜の警備や倉庫くらいしかないのだと知り、危機感がハンパない状態です。マジでスキル上げよう。
「仕方無いでしょ?、世界は残酷なのだから」というセリフを思い出したよ。
そんな中で、その本に、マンション管理士がおじさんに人気とありました。
独立して喰っていける士業という触れ込みで人気が出るのでしょうね。
確かに、受験会場は、見渡す限りおっさんばっかりでした。受験者の平均年齢は47歳らしいですが、60代以上ばっかりにみえました…。学生や女子は皆無。40歳近い自分がまだ若輩な部類だなと思ったくらいです。
その本で紹介されていたEさんは1000時間で一発合格したとのことです。ただ、中小企業診断士やCFPの資格を持っているスペックなので(なのに簡単な宅建は1回落ちてる)、科目の重なりはないにしろ(前者で会計、後者で不動産分野で区分所有法が1問出てるくらいかな)、資格取得になじみがないおじさんはそれ以上に時間がかかるとみたほうがよいかと思われます。ネタバレにならないようこの辺までで(高齢者のパソコン教室にはウケた)。
合格した後も、顧問料が基礎収入となるとすると、営業が大変そうではあります。
自分の住むマンションの管理組合で役員を輪番でノルマの2年やって、そこで実績を示して、3年目も頼まれたら、「顧問になるか専門家役員ならやります」と交渉するなどしないと、営業力や人脈がないと1件も顧問先もなく収入もないということになりそうです。
顧問料や専門家役員報酬として月3万円(年36万円)あれば、年金生活者なら十分うれしい臨時収入みたいになりますけど。
それ以上の副業収入とするにも登録して、管理会社や自治体に営業したりなかなか大変そうです。
独立となると、顧問先もないと、他資格を組み合わせた売上も検討しないとならなそうです(行政書士との関係については別記事をご参照ください)。
登録すると入会金、年会費、支部会年会費、日管連登録料、登録証発行事務手数料、講習費用などもかかります。
事務所を借りると家賃、水道光熱費通信料、什器備品代リース代、雑費、活動費(営業費)、専門家保険などもかかります。人を雇わずワンオペでやるとしても月20万円くらい。
これに見合う顧問料を稼ぎ出さないといけないわけです。
マンション管理士の副業がいいらしいと1000時間以上も試験勉強するのは、試験の難易度からするとコスパが悪いから、キャリアプランなり経営計画をよく考えて、という話でした。
世界は残酷なのだから。
実際に、令和4年度マンション管理士試験の受験者数12,209人に対して、(同年の合格点40点の衝撃(ショック)から)、令和5年度マンション管理士試験の受験者数は11,158人と、1,050人以上も減っています。8割以上も取らなきゃなんてヤメたって人が多かったのだと思います。
( -_-)ノ⌒○
世界は残酷なのだから。
私が管理業務主任者試験・マンション管理士試験に独学で合格したときの経験から対策方法や勉強方法の記事を書いていますので、受験される方は、よかったらご参照あれ。