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マンション管理士試験の合格戦略を立てる
私が管理業務主任者試験・マンション管理士試験に独学で合格したときの経験から対策方法や勉強方法の記事を書いています。
今回の話は、マンション管理士試験に限らず、一般的な勉強法の話で他資格でも流用していただけたらと思います。
●時間がない中で効率よく
社会人の資格取得の勉強は、とにかく時間がないです。
士業系資格であれば、試験は年1回、合格・開業が1年遅れると収入も減ります。
●趣味ではない
試験勉強は趣味ではない。知識が増えるといろいろと気になる基本書や参考書とかありますが、参考にしたいけど、試験範囲から脱線した調べ物=読書は楽しんでいられないので、最初に吟味したテキストを信じてやるほかない。
●結果がすべて
プロセスはほめられない。
1日4時間休日12時間勉強しようが、1点足りなかろうが、結果がすべて。
試験直前に仕事が忙しくなろうが、風邪をひこうが、結果がすべて。
家族にくらい努力面は理解してもらえるとも思ってません。うちのヨメちゃんも、試験後に、「で、どうだった?」しか聞いてきません。
令和4年なら、割れ問が3つあるとか、SNS上だと高得点争いになりそうとか話してもおそらく興味なしです(なので、割れ問全部落としたとしても合格できる点数を取りました)。
●目的
マンション管理士試験を受験する目的を忘れないようにしましょう。
・仕事で必要
・理事になったので勉強したい
・コンサルをしたい
・管理組合の仕事がほしい
・トリプルクラウンを目指している
資格をどう活かすかが社会人には大切。
●予備校を利用するのもアリ
予備校に勉強を外注して約10万円かければ、約7→約40%に合格率が上がるようです。
予備校は、方法論が確立できてると思いますので。
例えば、自動車運転免許の教習所、当地は車が必要な地方都市ですが、同級生も全員が優秀というわけではないけど、ちゃんとみんな免許を取得できています。予備校(教習所)はさすがと思いました(余談ですが、日本人が一番詳しい法律は民法じゃないよ、道路交通法だよ)。
予備校利用は、お金との相談になります。収入がある人や会社の補助がある等なら利用するのもよいかと思います。
私は手元不如意なので独学で勉強しました。
●出口戦略
某予備校のガイダンスで、マンション管理士試験を8浪くらいしている人はいっぱいいるとのことでした。
管理業務主任者の資格(5問免除)があるから、おまけ感覚で実力不足のまま、マンション管理士試験を受験している方が多いように思います。
サンクコスト効果(それまでの投資(勉強)によって失った費用や労力を惜しみ、投資を継続すること)から、ムキになってるのかな。
資格試験の勉強に関して「諦め」は悪くない。
向いてないなら、早めに見切りつけることも大切。
出口戦略を決めて(だいたい3回ダメならやめる人が多いみたい)、全力でがんばりましょう。