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マンション管理士試験の難易度の分布は
私が管理業務主任者試験・マンション管理士試験に独学で合格したときの経験から対策方法や勉強方法の記事を書いています。
マンション管理士試験の得点計画は考えましたでしょうか。
ときに、この得点計画を狂わせるのが難易度の分布です。今日はその話です。
問題のレベルを、
Aランク 過去問、解けないとまずい
Bランク 2択までしぼれる
Cランク 難問、ムリ
として、
Aランク 約27〜29問
Bランク 約14〜18問
Cランク 約5〜7問
くらいの割合で出題されます。
おおよそ
Cランクが5問だと38点
Cランクが7問だと36点
が合格点という感じです。
タイトルの画像は予備校の特典でもらえたものを譲り受けたものですが、この回だと、Aランクが以下のとおりです。
問01〜19(区分所有法・民法)13/19
問20〜24(建築設備法令)2/5
問25〜33(標準管理規約)4/9
問34〜35(会計)1/2
問36〜45(建築設備関連)4/10
問46〜50(適正化法)5/5
Aランク合計 29/50
この回は38点が合格点でしたので、
Aランクを9割正解して26点として、
Cランクが全部取れなかったとして、
Bランクを12/17正解する必要があります。
あるいは、
Aランクを全部正解できたとして、
Cランクが全部取れなかったとしたら、
Bランクを9/17正解する必要があります。
Bランクは、2択までしぼれるという難易度なので、それを半分以上は正解しないといけないわけです。
この回は、建築設備(法令含む)と規約に難問が割り当てられているようにみえます。
ランクで分けてるということは、Aランクでも、正答率の高い個数問題も入っているし、自分だけ苦手な分野(例えば会計、水道法)があったりすることもあります。そうすると、Aランク問題で落としたなら、その分Bランクで上乗せして得点しないとならなくなります。
少し前に得点計画の記事を書きましたが、難問がどこに割り当てられるかはわからないので、やはり40点を取る勉強が必要かと思います。
令和4年の本試験は、難問を規約と会計と適正化法に割り当てたけど、受験生のレベルを見誤ったものと思われます。
それを是正する楽な方法は、①個数問題を増やす、②建築設備を難しくすることです。
今年受験される場合は、法律科目の基礎の徹底と、建築設備も過去問とその周辺をきちんと勉強しておくことが大切です。