マンション管理士試験の建築設備法令のクセと勉強法について
私が管理業務主任者試験・マンション管理士試験に独学で合格したときの経験から対策方法や勉強方法の記事を書いています。
受験される方は、もう願書は出しましたでしょうか?
今回は、建築設備法令のクセと勉強法を一気に書きます。
この分野が苦手でできていない人が一定数いるようです。
1点を争う試験なので、5問中3問を死守し、過去問の焼き直しが多ければ5問狙っていきたいところであります。
順番にみてみましょう。
①警備業法
ここは苦手な人はいないと思います。
警備員の制服を警察官の制服とほぼ同じくできるとか、そんなわけなかろうとつっこみが出るような問題すらありましたね。
警備業法ではなく、防犯に配慮した共同住宅に係る設計指針が出題される場合もあります。ひっかけもほとんどが数字なので、きちんと暗記すれば問題ないかと思われます。
警備業法に限らず、マンション管理士試験では、2年連続テーマが続くことがけっこうあります。
作問が面倒くさいのでしょうかね。
ただ、2年目は例外まで問う場合があり、2年目の方が難しいことが多いです。
例えば、
機械警備が、平成27.28年、
「警備業」の定義が肢単位ですが、令和3.4年と出題されました。
警備業法は、テキストから手を広げなくて大丈夫です。
②水道法
ここはときどき難しいものが出ます。
「マンション管理士試験の問題はいじわるなのか(建築設備系)」の記事でも書きましたので、ご参照ください。
水道法は、以下を正確に勉強することにして、テキストから手を広げなくて大丈夫です。
・水質検査と管理基準
・貯水槽水道、簡易専用水道
難問が出たら、今年の水道法はCランクで点を取らせないんだなと割り切りましょう。
例えば、正確に覚えていないと以下の肢を×にして不正解になりますよ。
1 水道事業の用に供する水道及び専用水道以外の水道であって、水道事業の用に供する水道から供給される水のみを水源とする水道は、水槽の有効容量を問わず、貯水槽水道である。
→◯
③消防法
出題のネタは防火管理者からみの話と消防設備関連の話があり、後者の方がやや多めに出題されているという感じです。
テーマが連続することは、消防法でもやっぱりありまして、
平成24.25.26(ついには単独1問).28.令和1.3年と出まくっているものがあります。
それは防炎規制で、試験委員がおそらく好きすぎなので、ここは豆知識を仕入れてもいいかもしれません。ひっかけで、建築設備法令で架空条文を出題したり、階数に関わらない点を聞いたりしているので、深入りは禁物です。
令和3年に泡消火設備の設置(1階のケース)が出題されましたが、屋上のケースが未出なので、連続出題対策として、こうゆう過去問の周辺知識はチェックしておきましょう(市販模試から未出の知識を仕入れるよりも有益です)。
水道法と同じ要領で、テキストから手を広げなくて大丈夫です。
さて、都市計画法と建築基準法は、宅建の勉強から離れていない方はその知識でよいのですが、そうでない場合は、テキストのほか少しだけ手を広げることをおすすめしていきます。一気にいきます。
管理業務主任者試験に合格している場合でも、都市計画法は管理業務主任者試験には出題がありませんし、建築基準法は以前書いたとおり傾向が違うので、勉強が必要です。
④都市計画法
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