ジェンダー・ギャップ指数2020は、世界がどういう目で日本を見ているかを映し出す
世界経済フォーラム(WEF)というところが毎年、世界各国のジェンダーギャップ指数を出して、ランキングづけしている。
Global Gender Gap Report 2021 = ジェンダーギャップ報告書2021
先日、3月31日に最新のランキングが発表された。
日本は、何位かというと・・・
120位!
なんでこんなに低いの!?と思った、あなた。
日本って先進国なのに。
日本は結構世界の中でも医療も進んでいるし、極貧層もそんなにいないし、戦争しているわけでもないのに。と思った、あなた。
そうです、先進国で、医療も進んでるし、識字率も高いし、戦争もない平和な国なのに、それなのに120位。
だって、120位の前後にランクインされている国、見てみて:
118位:ギネア(金鉱山の開発を巡り隣国といつもトラブルで死傷者が出ている国)
119位:アンゴラ(世界で一番物価が高く、経済が安定していない国。アフリカでもっとも治安が悪い国によくランクインされている)
120位:日本
121位:シエラレオネ共和国(90%の女性がFGM(女性器切除)を受ける国)
これだけ治安が悪い、政治情勢が不安定、経済が発展していない国々の女性の地位が悪いのは想像できるよね?そういった国々と同レベルと、日本は思われている、ということを忘れないようにしたい。
あ~、またジェンダーの話か~。そういう話、苦手なんだよな~と思った、そこのあなた。
この意識のギャップこそが、日本がなかなかグローバできない理由だ、と私は考える。
つまり、Gender Gap(ジェンダーギャップ)ではなく、Mind Gap(マインドギャップ)というわけ。
女性の地位や男女差別の意識を変えることが難しいのではない。
人々の考え方、それも無意識に感じるレベルの考えを変えていくことが難しい。
日本が50位より上にいくのに、あと何年かかるかな?
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