女らしく、男らしく、という考え方は日本人特有?
先日この記事を読んでいて、「男らしさ」「女らしさ」を強く求める日本社会は、未だに変わっていないな、と実感。
この記事では、「男らしさ」と「女らしさ」を「呪い」「圧」と表現している。
「男なんだから、しっかりしなさい」
「女の子らしく行儀よくしなさい」
と小さいころから、周りも自分もよく言われて育った。
実は、この表現、英語にはない。
もちろん、
"You're the man!"(=あなたは、男の中の男だ!)
と言ったりするが、これは、褒めたり、さすが!と煽てるときに使う。けなしたり、叱ったり、ましてや、子どもを叱るときの上等文句として使うことはない。
manly = 男らしい
womanly = 女らしい
という英語表現もあるが、どちらかというと、
manly = 男勝りの
womanly = よわよわしい、フェミニンな、女っぽい
という俗語的な意味合いで使うことが最近は多い。
女性特有の優しさや色気みたいなものを言いたいときには、
manlyの他にも、mannish(マニッシュ)
womanlyではなく、feminine(フェミニン)
がよく使われる。
それに、そんな「男らしく!」「女の子らしく!」なんて言ってたら、男女差別!だと言って、遅かれ早かれ、誰かの逆鱗の触れることになる。
誉め言葉の意味だからと思っても、言って大やけどしないように!
言語を上手に操る=国の文化やジェンダー問題にも気を配る、ということ。
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