飲酒運転が引き起こす事故が、あまりにも多いと思いませんか?そこから見える、日本社会の特殊事情。
こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。
最近、飲酒運転で交通事故を起こし、亡くなる方が大きなニュースになっています:
海外にも、同じような痛ましい事件はあるのですが、日本のニュースとは少し違いがあります。
日本では、こういうニュースで、必ず一緒に上がるストーリーがあります。
「最近、いろいろ悩んでいたみたい」
「普段は優しい人なのに」
「仕事がきつそうだった」
「会社がブラックで」
・・・などなど。
つまり、(飲んで車を運転したことは許されないけど)本人も大変なことがあったんだ、というストーリーです。
いやいやいや・・・と思ってしまいます。
大変なことがあったからといって、飲酒運転が許されていいわけがありません。
なにかにつけて、飲酒が大目に見られる傾向が、日本では強いです。
「酔った勢いで・・・」
「今日は無礼講ですから」
こういうexcuse(=言い訳)が非常に多いのが、日本。
「飲むこと」が、状況によっては、こんなに寛容な社会は、日本以外、あまり見たことがありません。
欧米では、アルコールやタバコといった惑溺性(わくできせい)があるものに、決して寛容さを示しません。
「自己主張」と「自己の利益」をとことん追求する社会。
それは、同時に「自己責任」「説明責任」を徹底的に追及する社会でもあります。
そういう社会から見ると、日本は異様に見えることがあります。
例えば、コチラ:
↑ アルコールが「依存症」という病気や社会問題につながらない、不思議な国として、日本が紹介されています。
アルコールの世界だと、「責任追及」が甘くなるという見方を、世界は奇異に感じている、ということを忘れないでください。
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