無職生活
2月末で退職、3月上旬に海外旅行、すぐに再就職活動はせずに、
少しのんびりした。
甘えと言われるかも知れないけど、身体も精神的にも疲れていたのだ。
職業安定所にも行かず、失業給付金申請もしなかった。
自己都合による退職だったから、貰うべきではないという考えから。
キレイ事だと思われるかも知れないが、ワシはそういう思考だったのだ。
そんな事を考えていた時に、世間を驚かす事件が起きたのであった。
地下鉄サリン事件だった。
ワシはこの事件をTVで見て知り、その撒かれた現場を知った時に驚いた。
”ワシ、退職してなければ、この事件の被害にあっていたかも?”
という場所でサリンが撒かれていたのだった。
実際、ワシの元職場同僚が、撒かれた車両の1本あとに乗車していた。
この時だけは
『2月末のタイミングで退職して良かったぁ~』
と正直に思っていた。
退職金を気にして、3月末まで在籍してたら・・・
と思ったのを覚えている。
退職して、ダラダラした生活をしてはいけないのと、健康体に戻すため、
朝は7:00起床、夜は0:00前には就寝、食事も3食採るように心掛けた。
そして、運動もしなければという事で、自転車を買った。
車持ってたが、荷物を運ぶ必要が無い時や、ラーメン屋行く時に乗った。
ラーメン屋と言っても、片道20~30kmくらい走った。
1杯のラーメンのために、往復2~3時間程度自転車に乗るのだ。
すると帰るころには、お腹が空いている・笑
運動はこれだけでなく、週2~3日程度ゴルフ打ちっぱなしに行ってた。
友人が、ゴルフ仲間を増やしために、ワシに古いクラブを無償提供し、
コースに引っ張り出したのがきっかけ。
平日の打ちっぱなしは、当時で1,000円くらいでソコソコ球数打てたのだ。
ワシは、あまり上手で無かったので、汗をかいて良い運動になっていた。
ゴルフ練習時は、道具があったので車で行っていたけど。
残りの2日くらいは、パチンコ屋に行っていた。
パチンコ屋に行く時は、所持金12,000円しか持たずに行く。
熱くなって、金をつぎ込むのを防ぐためだ。
当時のパチンコ屋では、パッキーカードという物を購入し遊戯していた。
ワシは入店すると、3,000円のカードをまず2枚購入する。
無くなったら、さらに2枚を購入。
それが無くなったら帰るというルールを決めて遊んでいた。
良く打った台は、CR冒険島2というパチンコ台だった。
パチンコ屋には、平日週2日までという自主ルールも決めていて、
年間約100日くらい行っていたが、負けたのは6日だけ。
開店から閉店まで遊ぶわけでもなく、だいたい11:00~16:00くらいまで
と決めていた。
夕食を規則正しく18:00~19:00くらいに食べるためだ。
パチンコにのめりこまないため、という意味もあった。
一番出玉が多かった時は、60,000発オーバーという自己記録がある。
ワシのパチンコ記録で、60,000発超えはこの時だけ。
31回大当たりして、28箱出した。
ちなみにこの時は、1回転目で画面左下が赤く光って確変大当たり。
11:20頃から19:00近くまで、ほぼ玉が出ている状態に近かった。
ワシが遊戯する前に台に座ってたっていたオバちゃんの視線が・汗
女性の店員さんからも
『周りの視線が厳しいね💛』
と言われたくらいだった。
なんせ1回転目で大当たりしたから!!
31回目の大当たりが終わり、疲れて帰る事に。
先に座っていたオバちゃんがまだ居たので、
『オバちゃん、ここで打つ?』
と聞いたら、打つというのでパッキーカード(残額あり)付きで、
そのまま席をお譲りした。
オバちゃんにとても感謝されたが、その後出たのかは知らない。
店内カウンターでボールペンの束をたくさんもらって、店外の小屋へ
そこで、お気持ちとして181,500円を頂いた。(3円/玉)
1週間の過ごし方
2日平日パチンコ(ホーム1店と他店舗)
2~3日ゴルフ練習
2~3日自転車でふらふら
1日彼女(現妻)と週末デート
という生活スタイルであった。
パチンコ、ゴルフ、自転車のあとによる場所があった。
パチンコ屋の道路反対側にある、日帰り入浴施設だ。
ここで、汗やタバコの匂いを消して帰るのが日課だった。
16:00前に入場して、16:00からの時代劇再放送をサウナ内TVで見るのが、
日課となっていたようなものだった。
夕食を準備するのが面倒な時は、ここの食事処で食べたりもした。
ある時、休憩所でのんびりしていたら、ある麻雀雑誌が目に入った。
手に取って見てみる。
”麻雀、しばらくしてないなぁ~”
と思いつつパラパラと・・・・
雑誌後半に、お決まりの麻雀店広告が・・・
”久しぶりに麻雀しようかなぁ~”
と何故か思ってしまう。原因は不明。ここで人生を踏み外してしまう
目についたのは、麻雀チェーン店の広告
”ここなら、遠くはない場所にあるなぁ~”
と場所を記憶して帰宅する事となった。
そして、その翌日に広告の出ている店に行ってみた。
この店には、しばしの間通う事になり、麻雀の楽しさを想い出すことに。
その話は次回以降へ
ぷくぷく
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?