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ファンク代表廣田、現物コンサル始めました!
皆さんこんにちはファンク編集部です。
今回は凄腕マーケターであり、株式会社ファンクの代表である廣田章氏に新しく立ち上げた事業「現物コンサル」についてお話を伺ってきました。
現物コンサルとは一体なんなのか、今後どのような事業展開を考えているのか、気になるお話をたっぷりと聞いてきたので、ぜひ最後まで御覧ください。
Q.廣田さんが最近、「現物コンサル」なるものを始めたと伺ったのですが、それはどんな事業なのでしょうか?
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僕の時間(コンサルティング)と、クライアントさんが扱う商品・サービス、つまりお互いの仕事を等価交換できればいいなと考え、思いついたのが新しい取り組みの仕方である「現物コンサル」になります。
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ーー現物コンサルって他ではあまり耳にしたことがない、新しい事業ですね…!
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そうですね。まず大前提、現物コンサルは「お金を介さないからビジネス(事業)ではない」と思う方は少なくないと思います。
ただ僕自身では、現物コンサルはビジネスの中に入ると考えているんです。自分でも他に類をみない仕組みの事業だとは思いますが、僕が仕事上で得たノウハウや知識を相手の仕事に活かせる形としてアウトプットすること自体、普段のコンサルティングでクライアント様に提供しているものと何ら変わりありませんから。ただその報酬が、キャッシュではなく、クライアントが普段ビジネスで扱っている商品・サービスという点が特殊なだけです。
つまり、お互いがビジネスとして展開しているものの一端をやり取りする(交換する)という仕組みであるため、僕は現物コンサルがビジネスに該当するのではないかなと考えています。
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Q.現物コンサルで、廣田さんがクライアントに提供するのは、具体的にいうと、どんな知識やノウハウなんでしょうか?
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僕からは、これまでの経験から得たマーケティングの知識(特に強いのはインターネットを介したWebのマーケティングです)や、テレビ・ラジオなどのセールスプロモーションの経験から得た情報をご提供します。
どのような形で人に伝えたい情報を届けるのか、どのような形で商品・サービスに対して人に興味を持ってもらうのがベストか、というところをマーケティングの考え方ややり方はもちろん、あらゆるノウハウをもってクライアント様の課題や目標を解決、達成するのに活用できたらなと。
また、あわせて自分自身でもオンラインショッピングができるECサイトや、Web・SNSメディアを運営しているので、そうした経験、そこで得た知識や情報も、コンサルタントとして提供できます。
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ーーなるほど…!つまり普段行っているコンサルティングと同じものを、現物コンサルでも提供するということですね!
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そうですね。僕は普段、こうした知識・ノウハウの提供を、月または週に1〜2時間ほどお時間をもらったり、自分で稼働したりして、月額の費用をいただきクライアント様にご提供しています。
ただ、僕が今お取引させていただいているクライアントには、売上でいうと数億以上だったり、数100億以上の企業様がいらっしゃいます。ファンクの月額のコンサルティング費用は、一番安い額で月々10万円ほど。さらに高い報酬をいただく場合も、もちろんあります。(その場合は)僕一人だけではなく、チームを作りファンク全体でお取り組みをするという形にはなりますが、月額100万円以上の報酬をいただいているケースもあるんです。
ですが、この金額を毎月出せる企業さん、メーカーさんっていうのは、やはり数に限りがありますよね。そのため、今回の現物コンサルの対象というか、お相手として考えているのは、年商が1億円あってもビジネスモデルの問題で、毎月10万円を払うのが難しい営業利益率の企業様だったり、ほぼ個人事業主および、株式会社という形をとれないようなビジネスをされている方々です。
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ーー現物コンサルの取り組みの対象として、比較的小規模なビジネスを行われている企業様や、個人でビジネスを行われている方を考えている理由はなんですか?
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日本国内のいわゆる中小企業と呼ばれる方々が、実質的に世の中にある企業の多くの割合をしめていると思いますし、こうした方々が今日の日本経済を下支えしていると考えているからです。
ですが、このように中小企業にあたる方々には、やはり月額10万円のコンサルティング費用を毎月出すのは難しいのではないかなと考えたとき。「月10万円のコンサルティング費用を5万円に下げます」というお話をするのではなく、月額5万円のキャッシュをいただく代わりに、そのクライアント様が日々、企業や一般の方に提供している同額相当のサービスや商品を報酬という形で受け取ることが(等価交換が)できたら、双方にとってメリットがあるんじゃないかと思ったんです。
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Q.では、先方から(クライアント様)からはどんなものを報酬としていただくことを想定しているのでしょうか?
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例えばですが、個人事業主としてビジネスをしていらっしゃるセラピストさんやエステティシャンさんであれば、僕が行ったコンサルティング分のマッサージやエステを受ける。
また、クライアント様が青果店を営んでいらっしゃるメーカーさんや個人事業主さんであれば、僕がマーケティングおよびオンラインで売れるための助言をさせていただいた分の野菜やフルーツを代わりにいただくということです。(もちろん、お肉や魚もしかりですね!)
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ーー報酬によって、コンサルティングの内容は変わるのでしょうか?
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現物コンサルに限らず、コンサルタントとしてお取り組みさせていただいている全てのクライアント様に共通して、お支払いいただいている金額に関係なく内容はケースバイケースで変わります。
僕の構想がすべてのビジネスに活かせるということであれば、はっきりいってノウハウをまとめた本を書いて、それを買って読んでもらえばすむ話なんですけど。やっぱり各企業さん、メーカーさん、個人事業主さんによって、それぞれにやりたこと(目的である相談内容)が違いますし、課題も異なります。
また、お取り組みするタイミングやフェーズもそれぞれ全く違うので、その時々の悩みにそくした形で、僕の持っているノウハウをご提供する。それでどこまで先方のビジネスがうまくいくか分からないですからね、内容に関しては取捨選択を繰り返します。
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Q.普段行っているコンサルティングと、現物コンサルに違いはないんでしょうか?
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もちろん、違いはありますよ。
普段僕が行っているコンサルティングと異なる点は2つです。
1つは僕自身の拘束時間と作業のクオリティを求められる分だけアウトプットできるかという点。2つ目は、難易度です。
(2つ目の)難易度とは、例えば成熟している市場で、シェアが一番のお客様が、売上を2倍にしたいとおっしゃっても。それは市場自体を大きくするか、もしくは他社が持つシェアを得るしかないので、難易度はとても高くなります。
基本的には市場の立場と、その市場の飽和具合、自社のプロダクトのオリジナリティやポジショニングによって戦略は異なるので。そうした戦略の立て方や難易度が、通常のコンサルティングとは違う点となります。
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Q.なぜ、この「現物コンサル」事業を始めようと思われたんですか?
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さきほどもお話したように、今行っている業界・規模でのコンサルティングを広げようとするよりも、もう少し日本の中小企業、および個人事業主の皆さんに、ノウハウを還元したい、支援したいなと考えたからです。
そう考えた理由を端的に言うと、僕自身にまだ少し時間的な余裕があり、なおかつ、より多くの報酬がほしいとは思っていないからです。
実質他のクライアント様に提供している価格以下でコンサルティングを提供することにはなるのですが、その報酬をキャッシュ以外で受け取る方がフェアなんじゃないかと考えたのが、現物コンサルのお取り組みを始めようと思ったきっかけです。
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ーーなるほど、中小企業や個人事業主の方々を支援したいという想いがきっかけで「現物コンサル」を思いついたんですね。
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これまで、月に1時間や30分でもいいからと「1万円ないし3万円などの費用でコンサルティングを依頼できないですか」という話をいただくことが多々ありました。ですが、(ありがたいことではあるのですが)正直にいって、僕自身1万円や3万円のキャッシュがすごくほしいというわけではないですし、先方の企業様のことを考える時間が少なければ少ないだけアウトプットのクオリティにも影響してしまうので依頼をお受けするとができなかったんです。
相手の企業様は、大事な営業利益から1万円や3万円を出そうとされている。それを軽視するような取り組みはやはりフェアじゃないかなと。
対して、僕自身も自分のこれまでの経験を活かし、そしてこだわりを持ってコンサルティングの仕事をしています。
だから、キャッシュで1万円や3万円をいただくのではなく、企業様が丹精込めて作った1万円や3万円相当の商品やサービスを受取ることができる「現物コンサル」の取引がフェアだと考えました。
実際、僕自身も1万円や3万円を受け取る以上の価値を得ることができると思います。だって、美味しいお野菜をいただいたり、気持ちのいいマッサージを受けられたりしたら単純に嬉しいじゃないですか。それに、先方にとっても負担が少ないのではないかという考えのもと、お互いにとってハッピーなお取り組み・お取引ができる形として、現物コンサルを始めるに至りました。
それに現物コンサルという仕組みであれば、今まで費用(コンサルティング料金)というものがネックで、相談できないとか、支援を求められないと考えていた方々にも、コンサルティングを受ける機会を設けることができるかなと。
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ーー現物コンサルを行う上で、廣田さんの根底にあるのは、「中小企業への支援の幅を広げたい」ですか?それとも「今までお付き合いのなかった業界の企業さんと一緒に仕事がしてみたい」でしょうか?
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う〜ん…!どちらかというと、後者ですかね。
やっぱりコンサルタントをしていると、業界特化という点はとても重要であり魅力の一つだとは思いますが、それ以上に視野が狭まってしまうというデメリットもあるかなと思うので…現物コンサルを行うことで、クライアントととなる企業様の層を幅広く広げたいという想いが僕の根底にはあると思います。
もっというと、事業戦略を考えたときに、関わる業界を広げるために得意じゃないものにすごく大きなコストと、勉強に多くの時間をかけるというよりは、今やっていることを活かせつつ、新規のクライアントさんを開拓できたほうがいいと考えました。こうした目的があるからこそ、必ずしもキャッシュで報酬をいただく必要はないんじゃないかなという考えを思いつくに至った次第です。
また、普段数億、数十億、数百億の売上を出す企業様に、僕がある程度の金額をいただいた上で提供しているものを、(大手に比べると)スモールなビジネスを行っている方にお伝えできるという点は、価値だと思っています。さらに、大手企業の方々の考え方を中小企業や個人事業主の方、地方の方々に対してもお伝えできるという点は、あらゆるビジネスを活性化させる可能性をも秘めているのではないかなと。
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Q.現物コンサル事業の今後の展開や、目指している形などを教えてください
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数字的な目標でいうと、2023年内には現物コンサルの事業で、十数社の企業様とお取引したいなと考えています。
業種でいうと、繰り返しにはなりますが、今まで僕があまりコンサルティングしてこれなかった分野の企業様、完全にBtoCの事業を行われていらっしゃる企業さんとお取り組みしたいですね。例えば、果物とかお肉とかお魚などの生鮮業を営んでいらっしゃる方とか、マッサージやエステといったリラクゼーションの分野の事業を行われている方々とのお取り組みを増やしたい。
特に今までは金額面(費用面)が問題でお取り組みが難しかった業種の方々をご支援できたらいいなと考えています。
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ーー具体的にはいつ頃、現物コンサルの事業をスタートした(する)のでしょか?
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(取材時の2023年1月下旬現在)すでに2社、昨年からテスト的に現物コンサルのお取り組みをさせていただいています。
現状、どんなクライアント様に現物コンサルを行わせていただいているかというと、都内にある美容皮膚科さんと、個人で心理カウンセリングとリラクゼーションの施術を行われているセラピストの方です。
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ーーでは、すでに現物で報酬をいただいているんですね!
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そうですね。
今お取り組みさせていただいている2社のクライアント様とは、知人の紹介がきっかけで出会い、僕の方から現物コンサルというお取り組みについてご提案させていただきました。
あまり類をみない取り組みだと思うので、現状ご縁があって知り合った方々にご提案をさせていただいてるのですが、もしこの記事を読んで興味を持った方がいれば、ぜひファンク廣田宛にご連絡をいただけると嬉しいです。
もし、ご連絡いただく際には、TwitterでもFacebookでもかまいませんが、下記の項目を必ずメッセージに入れてください。
よろしくお願いいたします!
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最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のファンク記事もお楽しみに…!