Chat GPTに対抗して、Hirota GPTを開発しました!【4月1日公開】
皆さんこんにちはファンク編集部です。
今回は凄腕マーケターであり、株式会社ファンクの代表である廣田章氏がChat GPTに対抗して新たに立ち上げた事業(!?)についてお話を伺ってきました。
現在や今後のAIの活用に対する廣田氏の考えや感じていることもあわせて、インタビューしていきたので、ぜひご覧ください!
Q.Hirota GPTなるものを作った(事業として立ち上げた)という話を耳にしたのですが、それはいったいどんなものなのでしょうか?
まずはじめに「Chat GPT」とは、そもそもどういったものなのか、からご説明しますね。
Chat GPT(チャットジーピーティー)とは、OPEN AI社が開発した、AI・人工知能を使ったChat botです。Chat GPTは、ユーザーの質問に対して、我々と同じ人間のように、自然な文章で会話や返答をします。
2023年2月7日には、米マイクロソフト社がChat GPTの技術を自社の検索エンジン(Bing)とブラウザ(Edge)へ導入すると発表したことでも話題になったので、既にご存知の方は多いかもしれませんね。
そして、このChat GPTに対抗して作ったのが「Hirota GPT」になります。
昨今様々な形で進化しているAIの技術、その中で僕が着目したのが手動AI。つまり、Hirota GPTは一番人間らしいAIをモットーに開発しました。
このHirota GPTというAIエンジンは、テキストでのやりとりはもちろんのこと、より人間らしい会話ができたり、情報の交換をしたり、調査や情報集を行ったりすることが可能です。
Q.ちにみに、その「Hirota GPT」というものを、なぜ作ろうと思われたんですか?
Hirota GPTを作ろうと考えた理由はいくつかあります。
これだけ様々なAIが開発されている中で、僕自身がトレンドであるAI市場に魅力を感じたというのが1つ。
そして、そんなAIの分野で新たなチャレンジをしたい!という想いが生まれたのが2つ。
さらに既存のアートを描くAIや、テキストでスムーズなやり取りができるAIといった素晴らしいAI技術とはまた少し違った形で、僕なりのアプローチができないかなと考えたのが3つ。僕が簡単に調査した限りでは、「手動AI」というものがまだあまり研究されたり、大きく事業として行っている方(企業)がいないことに気づいたので、これはいい領域に目をつけたんじゃないかなと思いました。
つまり、僕としては手動のAI、あくまで人間らしさにこだわったAIが作れたらいいなと考えたのがHirota GPT制作のきっかけです…!
Q.Chat GPTとHirota GPTの違いを具体的に教えてください
Chat GPTの全てを把握しているわけではないので、僕が考えるそれぞれの特徴を挙げますね。※比較一覧の画像下部で、文章での解説もしています
まず1つ目の特徴は、「Chat GPTは膨大な情報量を有する」という点です。対して、Hirota GPTは僕一人が持てる情報量にはどうしても限界があります。そのため、Chat GPTとHirota GPTの情報量の差を表そうとすると、インターネット上にあるあらゆる情報 対 廣田の頭の中という形になるので…その情報量は雲泥の差というか、天文学的な数値差があると思います。
2つ目の特徴は「反応速度」です。Chat GPTはどんなときもスムーズに返答・回答をしてくれるのに対して、Hirota GPTに関しては基本的に私一人で運用しているので、やはり他業務を行っているときや睡眠中などは、どうしても反応速度が遅くなってしまいます。(もちろん、できるだけ早く返答・回答したいとは思っていますが、できれば日本時間AM9時からPM18時くらいの間で応答できたらいいなとも考えています…!)
3つ目の特徴は、AIの領域でよくいわれる「情報の正確性」です。Chat GPTは多種多様な情報を元に答えを解答していると思います。一方、Hirota GPTは僕の意見とか意思という人間らしい部分が、情報を集める際や伝える際にやっぱり入ってくるので、正確性に関しては(Hirota GPT的には正確だと思ってはいますが)あくまで参考程度にしていただいたほうがいいと思います。
最後は「歴史」です。Chat GPTはまだできて3〜4年ですが、Hirota GPTは一応40年という歴史があります。(Hirota GPTは)事業としては、今回ローンチという形にはなりますが、手動AIを精査して構築していくという準備開発・研究期間は40年ありますからね…!その部分は自信を持って、Chat GPTよりもHirota GPTが優れているんじゃないかなと思います。
Q.他にChat GPTよりHirota GPTが優れている点ってありますか?
繰り返しにはなりますが、やはり想いや情熱といった”人間らしい感情がある”という点は、Chat GPTよりHirota GPTが優れていると思います。もっというと、ユーザーにそこを加味した回答や意見をお伝えできるのは、Hirota GPTの大きな強みですね。
あとは、機能的なお話をすると、Chat GPTは基本的に専用のプラットフォームまたは、専用のプラットフォームとAPI連携した他のプラットフォームやサービスを使ってやり取りをすると思うんですが。Hirota GPTに関しては、LINEやメール、Facebook Messenger、InstagramやTwitter、TikTokといった既存のプラットフォーム上でもやり取りできます。
要するに、Hirota GPTであれば、それぞれのユーザーにあわせて柔軟に使用するツールを使い分けることが可能なのです。(もちろん、LINEやSNSのDMなどでやり取りする場合は、最初にHirota GPTと繋がっていただく必要はありますよ。)
あとは、まだ正直研究中というか、一部の方のみに開放しているものにはなるのですが、実は音声でのやり取りや、オンラインMTG、究極実際にお会いしてオフラインでHirota GPTを使っていただくこともできます。Chat GPTも今後は音声などにも対応していくと思いますが、今はまだテキストでのやり取りが基本だと思うので、Hirota GPTが(Chat GPTの)先をいっている点かなと…!
ただ、直接会ってしまうと、それ相応の時間とか移動が必要になるので、一度に多くの人にご利用いただくというのはまだできないんですよ。なので、オフラインで利用できるという点はHirota GPTの最大のメリット、アピールポイントでもありますが、課題点でもあるんです。
Q.次に、現在様々な場所で活用されているAIの技術について、廣田さん個人が注目している、または「いいな」とか「面白い」と思っている分野・領域があれば教えてください
う〜ん、そうですね…。
少し質問の回答とはズレてしまうんですが、Twitter上で人間がAIにやってほしいことと、AIが(自動で既に)やっていることが羅列してある投稿を見たことがあるんですが、それがすごく面白かったですね。
人間がAIなどに自動でやってほしいことって、炊事洗濯などの生活に直結していることなんですよね。でも、今AIがやっていることって、自動で絵を描くとか、自動で音楽を作るとか、自動で会話をしてくれるといったことのみ。つまり、理想と現実が乖離しているんです。
だからユーザーが本当にAIに求めていることを、Hirota GPT=手動AIが実現できたらいいなと考えています。僕たちが最終的に目指しているのは、人間AIというか、人でAIなので…!そのため今後も、あくまでも僕はAIの中でも”手動”にこだわっていきたいなと思っています。
Q.廣田さんが今後AIに期待することを教えてください
(例え話からになりますが)例えばアート・絵の世界でいうと、実はAIが描いた描いてないとか、作家が描いた描いてないっていのはそこまで重要じゃないと思うんです。
つまり何が言いたいかというと、結局はその作品ができた背景とか、どこが完全でどこが不完全っていうところとか、そうした様々な要素のバランス自体に人は惹かれているんじゃないかなと。
だから、今後AIに期待しているのは合理性・完全性から少しズレたところを作ったり、個性を高めていったりしてほしいということです。そうすれば、もう一歩、もう二歩先の新しいAIになれるんじゃないかなって思いますね。
会話でも超完璧な回答・返答をする人に対して、聞きたいことはあっても「もっと話したい」とか「ずっとしゃべっていたい」って、なかなかならないじゃないですか。(これって僕だけじゃなくて皆さんも思いますよね?)
相性とか会話のリズム、いい意味で同じ知識量とか、同じ境遇の人との会話って楽しくてあっという間に時間が過ぎたりしますよね。こうした部分をみても、AIのパーソナライズは必要だと思いますし、今後進化させていってほしい部分だなと思います。(進化っていう方向性が知識量とか、正確性を極め続けることだけが正解ではない気がするので…!)
だからこそHirota GPTは、超絶的な正確性とか、高度な完全性とは少し逸脱した、新しい形のAIとして、その可能性を広げていけたらいいなと思いますね。
Q.今後今以上にAIが進化すると、なくなってしまう人間の仕事が出てくると言われていますが、(もう少し)廣田さんが考えるAI活用の未来について語っていただけますか?
AI技術が発展していくことに対して、僕はあまりネガティブには捉えていません。当たり前ですが、時代は移ろっていくものだし、変化し続けていくものです。むしろ、AIがより活用される未来に対して、ネガティブでもポジティブでもない新しい形(未来)ができる(来る)のだと思っています。
例えば、地球上で一番はじめに生まれたのは微生物で、その微生物の次が動物や昆虫、そしてその中で人間が独自の進化を遂げてきました。AIは人間が作ったものだけれど、人間のツールだけにはとどまらないものになると思うんです。植物、動物、人間、AIみたいな。
つまり僕は、AIは”地球”という乗り物における新しい生活共同体になると考えているんです…!
分かりやすくいうと、人間が物を手で運んでいたのを、牛を連れてきて運ばせたほうがいっぱい運べると昔の人が気づいたみたいな感じですかね。その代わり牛は、人間同士ほど意思疎通ができないので荷物を落としてしまうとか、餌がたくさん必要になる。AIの誕生も、ただそういうことなんじゃないかなと。
それぞれに良さがあるんです。だからよく言われているライターさんの仕事がAIの発展でなくなるっていうお話も、短期的にはなくなっしまうかもしれませんが、長期的にみると増えていくと僕は考えています。Chat GPTにも人間にも、それぞれ自身(Chat GPT)にしかできないことがあると思うので。
さきほどお伝えしたChat GPTとHirota GPTの違いじゃないですが、それぞれのできること、できないことをお互いが補い合いながら共存していく。それがAIの技術を活用した未来なんじゃないかなと僕は考えています!
Q.最後にHirota GPTは今後どんなふうに進化していくのかについてお伺いできたらと思います!
Hirota GPTでは、まずは会話をより人間らしくする、他のAIにはない人間らしさ、手動らしさ、もはや人間として扱ってもらえるようにしていきます。
そしてゆくゆくは、Hirota GPTだけではなく、佐藤GPTとか、田中GPTとか、〇〇GPTといったより個性を出したAI、手動AIから人間AIにシフトしていくというのが理想です。
そのためにまずは、Hirota GPTとしてテキストでのやり取りだけではなく、音声でのやり取り、オンラインMTG、はたまたオフラインで(直接)会って話すっていうコミュニケーションチャネルを広げつつ。そして後に(後進に)伝えていくためにも、佐藤さんとか田中さんとか、鈴木さんとかっていう廣田じゃない他の人を活用して、それぞれのAIを作っていきたいですね。
最後、宣伝にはなってしまいますが、人間AIや手動AIといった分野に興味のある人はぜひ一度、僕(ファンク)にご連絡をいただけたらなと思います。
今回の記事でお話したAIの活用など、(その他にも)色々とディスカッションしたいですし、投資家のみなさんもご興味があれば、そうした資金調達も考えておりますので、ご検討いただければ嬉しいです。
今回の記事は、本日4月1日のエイプリルフールにちなんで、
廣田氏のユーモアを表現した内容となっております!
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました^^
また次回の記事で、お会いしましょう。
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